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ついに、中国から〈LI-NING〉がやってきた!

ロス五輪体操金メダリストの李寧が1990年に中国で創業した〈Li−NING〉。バドミントンや卓球の中国代表と契約を結ぶほどの大手スポーツブランドで、中国国内での人気はナイキ、アディダスに並ぶ。長年、スポーツブランドらしいトレーニングウェアやシューズを作っていたが、近年力を入れているライフスタイルラインが異彩を放っている。ついにはNYコレクションでショーを行うなど、スポーツブランドらしからぬモードな

上海スニーカー紀行。

最先端を貪欲に吸収しつつ啓蒙・発信する時代へ。

東洋の魔都といわれる上海の人口は東京の2倍以上もある。ビルは縦に伸びに伸び、空港からは高速リニアが走り、トイレは思っていたよりきれいで、街は整理され、活気に満ちている。
 
昨年オープンしたばかりのナイキの〈001〉はその中心の一等地にある。4フロア構成で、デジタルとオンラインを組み合わせた革新的なストアだ。コンセプトは「House of Inno

“イタめし”ブームの立役者、 現役ベテランシェフ、大いに語る。

イタめしブームのはしりは、1985年にオープンしたニューヨークスタイルの劇場型店舗〈バスタ・パスタ〉だった。シェフを務めたのは山田宏巳。華やかで軽やか。堅苦しいマナー不要の、まさに新時代の幕開けだった。
 
あれからン十年。日本のイタリア料理は激しく多様化が進んでいる。今も現役であり続ける、歴史の証人3人が怪気炎を上げる。

ケン・リュウ『紙の動物園』のぼくと母

名前:ケン・リュウ『紙の動物園』のぼくと母

症状:母さんが中国語で話しかけようものなら、ぼくは返事をしなかった。(中略)やがて、母さんはぼくがそばにいるときには、まったく話さなくなった。

備考:中国生まれ米国育ちの著者によるSFファンタジー。中国移民の母子の心の断絶を描いた表題作は2011年史上初の3大SF文学賞を制す。全7編。早川書房/680円。

曜変で何を飲んでいた? 謎めく宋の茶文化に迫る。

「黒釉の建盞をここまで流行らせたのは、宋における喫茶のニューウェーブ“闘茶”ですね」。そう教えてくれたのは、前出の陶芸家、孫建興さん。宋代に建窯が隆盛した背景にも、茶そのものの流行り廃りがあったようだ。
 
建州の茶や建盞が文献に現れるのは書家・蔡襄の『茶録』(1064年)。「茶の色が白いので黒い茶盞がいい。建安で作られる茶盞は兎の毫のような紺と黒の紋がある」と書かれている。宋の茶は、抹茶の粉を茶

曜変の「黒」だけに潜む 特別なヒミツとは?

翌日は、曜変にまつわる現代中国陶磁界のキーパーソンに会う。1人目は陶芸家の孫建興さん。国家級非物質文化遺産、日本でいう人間国宝だ。山水画を背景にしたような南平市の工房で、40年にわたって建盞を研究し、曜変や油滴の復刻に挑んでいる。

月に1度、約1000点ずつ窯入れする登り窯は、4つの焼成室を持つ連房式。建盞はすべてこの窯で焼くそうで、周りには、赤黒い釉石と馬尾松の薪が山のように積まれている。土は

建窯の「モノハラ」に 隠された曜変の真実とは。

「自分の足の下に、まだ見ぬ曜変天目が埋もれているかも。そう妄想するだけでもロマンがありますね」
 
曜変天目をめぐる謎を追いかけてこの美しい茶碗が生まれた中国にやってきた茶人・千宗屋。目指すは曜変天目が焼かれた地、福建省建陽区だ。蓬萊仙境が広がる世界遺産・武夷山があり、翡翠色の九曲渓が流れ、岩場の茶畑や苔むした洞窟が点在する、ここはまさに桃源郷。でもそんな絶景より何より、800年前に曜変天目を焼い