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コパカバーナでは、シナトラが歌ってたんですよ。|デヴィ・スカルノ(第三回/全五回)

 東芸プロに入るとお金もかかるし、母と弟の心配もしなきゃならない。教養を身に付けるために、お花は草月流、日舞は花柳流。すごくお金がかかるんです。国際人クラブで歌手をしていたチキータと知り合って、その紹介でアメリカ人のお友達ができて。ある日、赤坂のコパカバーナに行くんです。そこのマダムはチェリーママというすごく有名な方。フランク・シナトラとも友達だった。国際的で並外れた人でしたね。数回訪れるうちに「

【7月18日公開】映画監督アナ・ルイーザ・アゼヴェードに聞いた、言葉の力。|『ぶあいそうな手紙』

 ブラジル南部のポルトアレグレ。ヨーロッパからの移民が多く、隣国ウルグアイ、アルゼンチンからも多くの人がやってきて、豊かなミックスカルチャーを形成している場所だ。そんなポルトアレグレからやってきた一本の映画の主役は、78歳の独居老人エルネスト。彼が23歳のブラジル娘ビアと出会い、手紙や対話、文学など、様々な“言葉”をやりとりする中で、互いに“生きる”ための一歩を踏み出す。なんとも心温まる映画だ。

母に楽をさせたいというのが子供の頃の夢でした。|デヴィ・スカルノ(第二回/全五回)

 母は着物を縫ったりご近所の薪割りを手伝ったり、内職をして私の絵の才能を伸ばそうとしてくれました。私は2歳から絵を描き始めて、小学校に上がる頃には皆さんから天才だ、天才だって言われて育って。自分も画家になる気でいました。岡田節子さんという女子美術大学の名誉教授になられた画家のところで絵を習わせるために、母は内職をしてくれてたんです。中学の頃のある日、家に帰ると友達のお母さんが来ていて、「あれ?」と