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【話題のアート】気鋭アーティスト5名による『楽観のテクニック展』が開催中!

 人間の力の及ばぬ問題や人間同士の問題、そこから発生する様々な情報や言説。多くに触れすぎて心が張り詰めてはいないだろうか。はたまた、細切れになった世界の狭間に落っこちて、分断を感じてはいないだろうか。常に静かな緊張感が求められる現代において、“楽観”という言葉は人々に何を連想させるのだろう。

 京都府天満町のアート宿泊施設〈BnA Alter Museum〉で、特別企画展『楽観のテクニック』が行

大阪の地に眠る、 歴史の痕跡を辿る。

古代には難波宮がおかれ、近世から近代には商人の町、商都として栄えた大阪だが、歴史遺産を目当てに訪れる人は少ないだろう。しかし世界遺産に指定された古墳群のほかにも、地元民には自慢の史跡が潜んでいるのだ。



 いま大阪で最も盛り上がっている「歴史遺産」といえば、なんといっても去年、ユネスコ世界遺産に選ばれた百舌鳥・古市古墳群だろう。

「仁徳天皇陵古墳(大山古墳)」を中心とした堺市(百舌鳥)、「

美容は理系科目です!

華やかなリップやアイシャドウをたくさん並べて、美しいモデルや女優さんを撮影して、パーティに出かけて……どうやら美容編集者というのは、華やかな職種と思われがちですが、実はかなり理系脳を使っています。化粧品会社の開発者の方とお話しすることも多いのですが、その内容はほぼ化学か生物の授業のよう。ちなみに、最近美容業界で話題のスキンケアのキーワードはこちら。「美肌菌」=マイクロバイオーム(皮膚常在菌)を研究

人が“つくる”こととは何かを一緒に考える。|青木陵子 × 伊藤存

 人が日々の生活の中で何かを“つくる”とはどういうことなのか。青木陵子さんと伊藤存さんが長年かけて取り組んできた“つくる”の集積が、ワタリウム美術館で体感できる。ワークショップという展覧会名を見ると、何かを体験する講座のようなものを思い浮かべるかもしれないが、彼らは近年の作品制作のプロセス自体がワークショップだと語る。

 本展は、2000年頃から2人で制作を続けているアニメーション作品《9才まで

初代〈みんぱく〉館長によるアナログ時代の情報整理術とは? |梅棹忠夫

 今年は日本万国博覧会(EXPO'70)が開催されてからちょうど50周年にあたる。当時のパビリオンのほとんどは姿を消したが、万博の精神を21世紀に継承する施設といえば、閉幕後、新たに創設された〈国立民族学博物館(みんぱく)〉だろう。

 みんぱくの初代館長だった梅棹忠夫(1920~2010)は大阪万博にも深く関わっている。「太陽の塔」の地下部分のテーマ展示「いのり」の天井には、当時京都大学教授だっ

脚本家・渡辺あやが描く、「壁」の中と外。

 朝ドラの名作『カーネーション』や映画『ジョゼと虎と魚たち』などの脚本で知られる渡辺あや。昨年末に放映された『ストレンジャー〜上海の芥川龍之介〜』は「4K/8K」のスケールの大きな作品だったが、一方で渡辺はここ数年、NHK京都制作のローカルな作品にも携わってきた。

「昨年『センス・オブ・ワンダー』というドキュメンタリーを作ったときにも考えたことなんですが、自分が京都という場所が特別だなと思ってい

大阪万博の熱狂が生み出したレガシー。

 大阪が、いや日本が誇る国立民族学博物館(以下みんぱく)は、施設規模では世界最大級の民族学博物館だ。こうした民族学博物館が、首都ではない場所にあるのは、世界的に見ても非常に稀なケース。なぜ東京でなく、大阪にあるのか? それは1970年の大阪万博で岡本太郎が提案した、太陽の塔の地下内部に世界中から集めた民族資料を展示し、人類の原点を示す、というアイデアが、みんぱく設立の契機となったからだった。
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