
醸造所


(噂 その2)銭湯をリニューアルしたブリュワリーがある。
2019年6月、廃業した銭湯をリノベーションしたブリュワリーが大阪の淡路にオープンした。「銭湯は、男湯・女湯・脱衣所とスペースが分かれているので、その構造をそのまま使ってしまえば、ブリュワリー・直売所・テイスティングルーム……と、一つの建物で実現できると考えて。それに、銭湯でビールを飲むって最高じゃないですか」と、代表の志方昂司さん。そんな唯一無二な空間で醸造されるビールは、料理に合うものに加え

国産も増えて、注目度アップのリンゴの泡。
カルバドスで知られるペイ・ドージュ地区の自社農園でリンゴを有機栽培。ノルマンディーらしい素朴な味わいで、干し草的な風味が特徴。ブリーなどクセのあるチーズとの親和性が高い。やや甘口。750㎖5,940円。

名古屋人も知らない、未開の味。
味噌煮込みうどんの先を行く進化系煮込み。
今、名古屋では味噌煮込みよりもカレー煮込みの方が人気。家でも3分ほど煮込めば本場の味が完成! 少し辛めのスープはご飯を入れればカレーリゾット風に。680円。取り寄せ可。●ジェイアール名古屋タカシマヤ店/名古屋市中村区名駅1−1−4 B1☎052・566・8582。10時〜20時。不定休。

老舗醸造所が造る北海道のための醤油。
3割以上の家庭が愛用する北海道独特の食文化、昆布醤油。老舗トモエブランドの日高昆布醤油は、塩分少なめで旨味が厚く、淡泊な魚の刺し身に合う。原料は北海道産大豆・小麦。450㎖ 443円。取り寄せ可。

磨き上げた道産米を醸す札幌市の地酒。
札幌市中央区には1872年創業の酒蔵がある。山の雪解け水が流れる豊平川の伏流水と、北海道酒造好適米で造る純米大吟醸。千歳鶴 酒ミュージアム限定品。純白に鶴の絵の風呂敷に包まれている。720㎖ 3,651円。

恆春3000啤酒博物館
高雄で17年間、エンジニアとして働いていた鐘文清さんは、無類のビール好きが高じて一念発起。渡米して醸造やビジネスの勉強をした後、醸造のプロと組んで地ビールを造り始めた。銘柄はすべてこのエリアの地名や名所にちなみ、例えば、ピルスナータイプの「白砂」、クリームエールの「満州」、ホッピーラガーの「墾丁」などのラインナップが揃う。中でも、イギリス風の苦味が効いた「關山」は2017年度オーストラリアの国際

RISE & WIN Brewing Co.
町の理念をカタチにした、「ゼロ・ウェイスト」なビール醸造所。

Bires Demory Paris
パリでは、大会社が大量生産するビールに飽き飽きし、職人の手によるより個性的で味わいのあるビールが人気となっている。
実は、17世紀のパリは、ヨーロッパのビールの首都といわれたほど、ビールの醸造所が多かった。中でも〈ドゥモリ〉は、1827年創業の老舗中の老舗。1950年代に閉業したが、ビールをこよなく愛し、自分の醸造所を持つことが夢だった現オーナーにより2009年に復活した。〈ドゥモリ〉のビール

新しい空間づくり 空間は何を手がかりに生まれるのか。|中村拓志
「全国で空き家が800万軒と報道され、所得構造の二極化が進む現在、リノベーションの着工数が増え、そこから新しい価値観が生まれつつあります」と言う中村拓志。彼が手がけるプロジェクトは新築であっても、リノベーション的な「その場所に残る時間軸をデザインすること」を目指している。
例えば徳島県上勝町で計画中のビール醸造所はカフェなどを併設した施設。この町ではゴミをゼロにする「ゼロ・ウェイスト運動」を展開