
熊本県


アーティスト・坂口恭平が土のフレンチに舌鼓。

弥生(三月)『里山』
阿蘇の広大な草原を維持するために、1,000年以上続く営み。野焼きは枯れ草を焼却すると同時に、草原の森林化を防ぎ、牛馬が好むネザサなど新しい草の芽立ちを助けるという。人手不足や高齢化により存続が危ぶまれる中、最近ではボランティアによる支援が行われている。☎0967・32・3500(阿蘇グリーンストック)

坂口恭平のチキンカレー
食べるだけじゃ物足りず、作ってしまうのだから、カレー愛は半端じゃない。自粛ムード漂う中、著名人の台所をちょっと覗かせてもらいました。語りだしたら止まらない、試行錯誤で辿り着いた一皿とは。

taishoji|歴史ある日本家屋を、 食を軸とした文化発信の場に。
肥後藩主・細川家の菩提寺であった泰勝寺。ここに大正時代に建てられた築100年余りの日本家屋がある。陶芸家の細川護光さんと料理家の細川亜衣さん夫妻が、この家屋の改装に着手したのは2015年のことだ。
「私の幼い頃は、よくこの家でお茶会やお花見をやって、数百人のお客様がいらっしゃっていました」と護光さん。
「でも、人が住まなくなると訪れる人もなくなり、すっかり寂しい空き家となっていたんです」

料理とコーヒー論。×細川亜衣

スキルはもちろん、 身だしなみも絶対重要。 性格や人となりが、 如実に表れるからです┃波戸内啓介 リクルート エグゼクティブ エージェント代表取締役社長
日本最大の人材サービス会社、リクルートグループの中で、経営陣に特化した人材を扱うリクルート エグゼクティブ エージェント。
「ヘッドハンターという言葉は好きじゃないんです。首狩りじゃないですか(笑)。企業に本当に必要な人をご紹介したり、候補者の方に最適な職場を見つけていただくためのマッチングサービスだと思っています。ビジネスを取り巻く状況はどんどん変わってきていて、グローバル、IPO、CFO、Io

樫村仁尊 | falò(代官山)
「西麻布、日曜定休」の2点で面接を決めた〈アクアパッツァ〉。そこで計18年、シェフまで務めることになるのだから面白い。入社後1年で、店は「大ブレイク」。予約の電話は鳴りっぱなし。会社の研修制度を利用しペルージャに渡ったのが2000年。イタリアに焦がれ、帰国する、しないで日髙良実シェフと揉め、破門同然にいったん退社したのも今となっては笑い話だ。日髙シェフからは、素材が皿の真ん中にある明快な味の大切さ

私が被写体として好む、咲き乱れ散っていく、桜の花と重なるのだ。| 川内倫子(写真家)
いの一番に聖子ちゃんの「制服」が思い浮かんだ。私が小学校高学年を過ごした80年代前半、世間は松田聖子一色で、私の部屋にもやはり聖子ちゃんのポスターが貼られていた。当時、LP盤で聖子ちゃんを聴くのが憧れだった。友人の姉がLP盤をたくさん持っていて、よく通ってはライナーノーツを見て歌詞を熟読するうち、彼女のほとんどの曲に記されている松本隆の名前に気づいた。作詞家というものをはじめて意識したのが松本隆さ

ドン・エリ
熊本の住宅街に人を呼ぶロースター併設のコーヒースタンド。オープンは2014年。生豆のポテンシャルを引き出すことはもちろん、自分のカラーも思い切って出すようにしたいというのが店主の馬渡拓真さんの焙煎に対する考え方。今、注目のホワイトハニープロセスで精製される「ドン・エリ」は、ジャスミンのような香りとティーライクで軽やかな飲み口を表現したスルスル系。「店主の人柄が出ているかのような優しい口当たり。チェ