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変わった人に一度預けてみる。|坂本大三郎

 廃校のリノベーションって最近よく目にしますけど、廃校に限らず最近の事業ってすぐ結果が出るものを追い求めがちかなと思うんです。そこになんとなく違和感があって、もっと長い目で物事を捉えたものがあっても面白いんじゃないかなと僕は思っていました。羽黒山の参道は樹齢何百年という杉が立ち並んでいますが、昔の聖地設計って何百年ものスパンで考えていて迫力がある。そんな人間の寿命を超えていくような時間感覚が必要な

村田沙耶香

 小説家としてデビューし、『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した後も、コンビニエンスストアでのアルバイトを続けていた村田沙耶香さん。小説を書くこととアルバイトという2つの仕事について、どんなふうに捉えているんですか?
「純文学がお金にならない世界だということはわかっていたので、原稿料や印税のことは考えず、そこに縛られずに小説を書きたいと思っています。コンビニのアルバイトはきっちり働いただけのお金が入っ

焙煎機とコーヒーミルのあるミッドナイトロースターの家。

 玄関を開けるとすぐ横に、コーヒーの業務用焙煎機がドン! と置いてある。高さは2m以上、奥の消煙機まで入れると幅は4m以上。大きな焙煎機があると聞いては来たものの、家の中で間近に見ることがないからか、その大きさに思わず驚きの声がもれる。
 鎌倉でカフェ ヴィヴモン ディモンシュを営む堀内隆志さんの住まいは、店から車で約10分。築25年の木造2階建てで、住み始めたのは5年ほど前。妻の千佳さんが不動産

就職しなくても大丈夫。|戌井昭人

「就職しないっていうことは、面白い生き方をしたいってことだと思う」と語る、戌井昭人さん。偉大で、どうしようもない3人の作家について、自身の滅々とした体験を交えつつ、朗らかに語ってくれた。

 実は30歳を過ぎて、俺どうしたらいいんだろうって、就職活動をしたことがある。夏なのに冬物のスーツを着て、汗まみれで。平和島の潰れた喫茶店みたいなところで面接して、受かっていたら今ごろ何をしていたんだろう? 銀

坂下加代子/袋フリーク

 紙袋・フリーザーバッグ・ゴミ袋・ゲ○袋……。いわゆる生活雑貨に分類される海外製の袋を集めている坂下さん。きっかけとなったのは、ドイツに住んでいた約10年前。ドイツ語表記が新鮮であったことや、プロダクトデザインのクオリティの高さに惹かれ、ハマりだしたんだとか。帰国してからも海外へ行くたび、スーパーに足繁く通い、お気に入りの袋を探し回り、郵便局から戦利品を段ボールで送るのも趣味になりつつある。友達が