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武蔵野

【大山】「ホーボー」の2人、 大山の商店街を歩く。

江戸の五街道の一つ、中山道の江戸から1番目の「板橋宿」(現在の板橋区仲宿周辺)は、旅人たちで大きな賑わいを見せた宿場町。現在の大山駅から西へ延びる「ハッピーロード」はその中山道から分岐した(旧)川越街道に沿って自然発生的に生まれ、第二次大戦後に発展した商店街。周辺には富士山へ通じる富士街道、鎌倉へ通じる鎌倉街道なども交差しており、まさしくジャンクションとして人々が行き交ったエリアだった。

沈黙の芝居に、限りない創造性を秘めて。|GASPARD ULLIEL

昨年のカンヌ国際映画祭グランプリに輝いた『たかが世界の終わり』は“早熟の天才”グザヴィエ・ドラン監督による新作。短い余命を告げるため、長年疎遠だった家族のもとを訪ねる寡黙な主人公に扮したギャスパー・ウリエルは、撮影を振り返って言う、「グザヴィエには明確な意志があったんだ」と。「それは観客一人一人が自分の家族について、自分の傷について考えられる、鏡のような作品を作ること」。沈黙の中に限りない創造性を

映画の中で人が実際に成長していくということ。

 映画の中で激しく喧嘩したからといって、実際に2人が憎み合っているわけではないし、誰かが死んだからといって、実際にその命が失われているわけではない。フィクションの力というのは嘘の力であって、現実に依存した時点でそれはフィクションの力を失ってしまう。でも映画の中で人は実際に成長する。仮に10日間の撮影であったとしても、人は10日分の成長をする。だから時として映画は、実際の成長を演出的に取り込んで、フ

現実とフィクションの間の、あるようなないような境界について。

 かつての殺人を加害者がカメラの前で再現する。そんなおぞましい光景を見せつけられるのが、1960年代のインドネシアで暴虐を行った張本人に取材するドキュメンタリー『アクト・オブ・キリング』だ。100万人規模といわれる大虐殺に関与しながら、今や英雄視されて暮らす彼らは、当時の様子を事細かに話し(例えば「針金をこうやって首に巻き付けてさ」とか)、しかも誇らしげに演じてみせる。鬼畜だわ。これ、もうゲスの極