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三次元

新しい空間づくり 空間は何を手がかりに生まれるのか。|中村拓志

「全国で空き家が800万軒と報道され、所得構造の二極化が進む現在、リノベーションの着工数が増え、そこから新しい価値観が生まれつつあります」と言う中村拓志。彼が手がけるプロジェクトは新築であっても、リノベーション的な「その場所に残る時間軸をデザインすること」を目指している。
 例えば徳島県上勝町で計画中のビール醸造所はカフェなどを併設した施設。この町ではゴミをゼロにする「ゼロ・ウェイスト運動」を展開

マンガ構造

 私が『進撃の巨人』の存在を知ったのは、第1巻が発売された頃だったと思います。なにより印象的だったのは、他人の悪夢を覗いているような怖さでした。壊れた建物の向こうから、巨人がこちらを見ている——この悪夢のリアリティこそ、本作が持つ普遍的な魅力だと思ったのです。
 ただ諫山さんの絵には、何かと毀誉褒貶がついて回る。その原因の一つが、流麗ではない描線にあります。例えば11巻で超大型巨人が落下してくるシ

Eames Molded Plywood Dining Chair|イームズモールデッドプライウッドダイニングチェア (1946)

アメリカのイームズ夫妻は自作のマシンで成形合板の研究を重ね、1946年に一連の椅子を発表。それは体に寄り添うような三次元曲面のシートを成形合板で実現し、量産に成功した史上初の椅子だった。ダイニング向きで脚部も合板のタイプはDCWとも呼ばれる。その座り心地は、木の椅子の大きな進化だった。以降、夫妻による三次元曲面の試みはワイヤーやプラスチックへと広がる。