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演劇界

演劇界に現れた恐れを知らない若者は80歳になる蜷川幸雄に勝負を仕掛ける。

年齢差はちょうど50歳。一昨年、藤田貴大が主宰するマームとジプシーの舞台『cocoon』を観た蜷川幸雄は、終演後に楽屋を訪ね、緊張する若き作・演出家に握手を求めた。以来、2人の交流は続き、来年2月には、藤田が書き下ろす新作を蜷川が演出する約束も控える。潔癖な審美眼でクリエイションを続けてきた大演出家と、2世代違いでありながら双子のような若手が企てる競作にして共同戦線とは——。

演劇界の奇才がこだわったのは読後の爽快感…?|松尾スズキ

 欲望と羞恥心、気遣いと業。それらがトグロを巻いて、絡んだり空回りしたり。劇作家・作家の松尾スズキさんが紡ぐ物語は、悲劇にも喜劇にも見える人間模様が描き出される。朝日新聞で連載していた最新小説『私はテレビに出たかった』も、強烈なキャラの持ち主が登場しながら、今回は「純粋なエンターテインメント」に初挑戦。純文学色が強かったこれまでの作風とは異なり、80代の新聞読者も喜ばせたという「笑いあり涙ありスリ

職人気質の男が選んだシーズン3とは。

 近年、アメリカのドラマで『ハウス・オブ・カード陰謀の階段』ほど話題を振りまいた作品はほかにないかもしれない。ワシントンDCを舞台に繰り広げられる復讐劇は、ハリウッド最高のスタッフとキャストを取り揃え、一流映画に匹敵するスケールとクオリティを誇る。だが、『ハウス・オブ・カード』がここまでの社会現象となったのは、むしろその放送形式にある。同作は大ヒットコメディ映画『テッド』などを手がけたMRCという