キーワード

哲学者

メディテーションの聖地・エサレンへ。

スタンフォード大学卒業生のマイケル・マーフィーとリチャード・プライスは、禅研究家アラン・ワッツの授業で出会った。東洋哲学に強く影響を受けた彼らは1962年、ドグマを超えた真理を追求する“宗教にあらざる宗教”の場としてエサレン研究所(以下エサレン)を設立。アブラハム・マズロー、カール・ロジャーズなど一流の心理学者や哲学者を招き、主体性、創造性、自己実現といった人間の肯定的可能性を高めるための前衛的な

グッチ クリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレの方法論。

2015年1月、イタリアを代表する巨大ブランドでインハウスのデザイナーが突然表舞台に登場した。数日で作り上げたコレクションはシックなのに華があり、クラシックかつ斬新だった。新しい時代の到来に、いまファッション界は興奮している。深い知識と自由な感性を基に語る彼の表情は自信に満ちていた。

僕は母親に、100%愛されたんですよね。|谷川俊太郎

 出身は杉並で慶應病院で生まれました。帝王切開なんですが、それが自分に影響していると思い込んでいるところがあるんです。普通の分娩、狭い産道で苦労して出てこないで、桃太郎さんみたいにパカッと生まれちゃったと。つまり、生誕の苦労がなかった(笑)。育ったのは今も住んでいる東京の杉並で、家は違いますけど、同じ土地です。子供の頃は虚弱児童でしたね。すぐ風邪をひいては熱を出して寝てるみたいな。幼稚園に行っても

クローネンバーグのエロえぐい処女小説

 えぐい。これほど先端メディア活用で面白く、しかしながら内容はえぐい、としかいえない、つまり、まさしく、これまで映画で培ってきたイメージ、いや、それ以上を活字として露悪的に展開して『CONSUMED』を書いてしまったのが、変態王デイヴィッド・クローネンバーグです。特に興味ぶかいのは、主な舞台が日本ということなのですね。『ヴィデオドローム』でも、架空ジャパニーズ・ポルノ『サムライ・ドリームス』を登場

満員の注視のなか、知の巨人登壇。|ノーム・チョムスキー

 なかなか春の足音の聞こえてこなかった今年。突き刺すような寒さの残る3月のある日、上智大学内の階段状の講義室だけは、春を通り越した夏のような熱気に包まれていた。言語とは、環境によって習得するものではなく人間にもともと備わる特性だとする「生成文法理論」を20代より展開し、言語学とその周縁分野にまで大きな変革をもたらした“現代言語学の父”チョムスキーによる連続講義が行われたのだ。言語学・政治学・哲学な