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貧困層

Rubber Pencil Devil (2018)|アレックス・ダ・コルテ

 カラフルなネオンにぐるりと囲まれた一軒家。というより、ネオン管自体が家を支えています。どこにでもある普通の家のはずが、スケルトンになっていて中はスケスケ。これじゃ夜も目立つわ寒いわ、おちおち眠ることもできなそうです。さて、気鋭のアーティストとして注目を集めているアレックス・ダ・コルテ。1980年アメリカで生まれ、幼い時期をベネズエラで過ごしました。育った地域では富裕層と貧困層が明確に区別され、ス

[話題の映画] 『ガリーボーイ』新進女性監督が見つめた、インドのヒップホップシーンとは?

現在公開中の映画『ガリーボーイ』はインド初のヒップホップ映画。ムンバイのスラム街を舞台に、実在するラッパーの半生を描いた作品だ。メガホンを取ったのは、実力派女性監督ゾーヤー・アクタル。映画に感銘を受けたラッパーのダースレイダーとインドのヒップホップ事情を語り合う。

テーマ〈続々・アメリカ〉

やつい アメリカってマッチョ思想ですか?
宮沢 基本ね。
やつい ああいう人たちって、尋常じゃない量のサプリとか飲んでますよね。薬大国のイメージ。
宮沢 夜中のテレビで、やたら体を鍛える器具を宣伝しているじゃない? やたらと体を鍛えている。大抵ああいう器具はさ、ベッドの下に入るね。
やつい 片づけもできると(笑)。
宮沢 日本は基本、布団だよ。
やつい 「倒れるだけで腹筋、ワンダーコア〜」って宣伝

テーマ〈アメリカ〉

やつい アメリカって、保険高いんですよね?
宮沢 うん。貧困層は入れない。病気になったら大変だよ。昔、他人の保険証借りて病院行っているヤツとかいなかった?
やつい 最近でもいますよね。僕の知り合いには。この間、サッカーしようって集まったら、後輩が全然アクティブな動きをしないんで、どうしたのかと思ったら「僕は健康保険に入ってないから、ケガするわけにはいかない」って。
宮沢 やらなきゃいい(笑)。

ディストピア

 まるで悪夢のような未来像を描くのがディストピア作品だが、ある時期から未来は文明が発展した姿ではなく、退行し荒廃した姿をさらすことが多くなった。その先駆けが『マッドマックス2』('81)だろう。舞台は世界大戦によって文明が崩壊し、石油の涸渇した世界。凶悪な暴走族たちは死闘を繰り広げ、石油をめぐる争奪戦を展開する。モヒカン刈りに革の鎧、バイク姿で荒野を疾走するマッチョな男たちのイメージは、その後の映

テーマ〈続々々オリンピック〉

宮沢 2020年のオリンピックのときには、もう海外に行こうと思ってる。そろそろ予約しようかなと。夏は海外に行くよ、俺は。
やつい いや、宮沢さんに演出の話が来ちゃいますから、きっと。そうしたら昨年の公演『夏の終わりの妹』で使った真っすぐのレーンのような舞台で100m走やりましょうよ。ハードルもできますから(笑)。
宮沢 いや、断固海外に行くんだ(笑)。ハードルはね、高いですよ。高いと言えば、走り高

ハリウッドも絶賛する現代のヒッチコック。|ポン・ジュノ

 昨年7月、韓国・ソウルで映画『スノーピアサー』のワールドプレミアが行われた時のこと。出演するティルダ・スウィントンは、今回初めて自らの作品にハリウッド俳優を起用し、圧巻と言っていいSF作品を作り上げた監督のポン・ジュノを絶賛した。「彼はブロックバスターとアートを融合できる巨匠。まるで現代のアルフレッド・ヒッチコックだわ」。すると、彼は胸の下のあたりをさすりながらこう答えた。「うん、お腹が出てると