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身体性

数学の見方を 変えてくれる本│選者 森田真生(数学者)

数学が苦手という人は少なくないが、森田真生さんの『数学する身体』を読むと、数に親しみ、苦手だった数学や数学に情熱を注いだ学者たちの声に耳を傾けてみたくなる。森田さんに、数学の魅力を教わった。

 数学って、危険な学問だと思うんです。数学的な思考というのは、前提の部分で意味不明な非現実性が入ってくる。不合理な設定を置くことで、初めて厳密な思考が成り立つ学問だからです。例えば、幾何学の場合だと、幅のな

新しい空間づくり 空間は何を手がかりに生まれるのか。|中村拓志

「全国で空き家が800万軒と報道され、所得構造の二極化が進む現在、リノベーションの着工数が増え、そこから新しい価値観が生まれつつあります」と言う中村拓志。彼が手がけるプロジェクトは新築であっても、リノベーション的な「その場所に残る時間軸をデザインすること」を目指している。
 例えば徳島県上勝町で計画中のビール醸造所はカフェなどを併設した施設。この町ではゴミをゼロにする「ゼロ・ウェイスト運動」を展開

野性の身体性を揺さぶる、いにしえのアジアの響き。

 日本初の劇場専属カンパニーとして設立10周年を迎えたNoism。その記念公演『カルメン』で、金森穣の構成・演出の力に改めて舌を巻いた。舞踊家たちの鍛え抜かれた肉体を媒介に表現されるその身体言語のボキャブラリーに底知れない可能性を感じたのだ。
「劇的舞踊と呼んでいる物語性の強い作品では、制約でがんじがらめの中、むしろあらゆるツールを総動員して盛り込んでいます。一つ作ると自己否定したくなり、もっとい