
一台あれば、おうちでバッハ。 コーヒーメーカーで名喫茶の味を。
1968年創業。自家焙煎をいち早く取り入れ、日本のコーヒー黎明期を切り開いてきた〈カフェ・バッハ〉オーナーの田口護さん。昨秋、田口さんの珠玉の一杯を再現するコーヒーメーカーが発売された。
1968年創業。自家焙煎をいち早く取り入れ、日本のコーヒー黎明期を切り開いてきた〈カフェ・バッハ〉オーナーの田口護さん。昨秋、田口さんの珠玉の一杯を再現するコーヒーメーカーが発売された。
台南っ子の間で夜ごと話題に上るバーが〈TCRC〉。店主を筆頭にバーテンダー陣が台湾国内のカクテルアワードで毎年入賞を果たしているため、その名は全国レベル。台北からも客が押し寄せ、開店前から大行列をなす。確かに、旬の果物やフレーバード・ジンを巧みに使ったカクテルはハイレベル。今年1月には改装し、盛況に応えるべく店内が少し広くなった。行列しつつ一杯を待つのも、台南の夜のアツい過ごし方なのだ。
有楽町駅近くのビルの地下。夫婦が営む喫茶店〈はまの屋〉は名物のサンドイッチが愛され、近隣会社員らのオアシスだった。しかし2011年、惜しまれつつも45年の歴史に幕を閉じた。翌年、ビルオーナーからの依頼を受け、その歴史と味を引き継ぎ〈はまの屋パーラー〉として復活させたのが、コーヒーにまつわる店や様々を運営、プロデュースする会社〈バードフェザー・ノブ〉だ。
「初めて〈はまの屋〉を訪れた時のままの状態
名前:松尾スズキ『クワイエットルームにようこそ』の佐倉明日香
病状:「あーあー。ゲロでうがいしちゃってるよ」客席の一番前の席の男が、足をだらしなく投げ出して、見たまんまを垂れ流す。
備考:恋人と大喧嘩の果てオーバードーズで精神科病院の閉鎖病棟に運び込まれる主人公。その再生までを描く、深刻かつコミカルな作品。芥川賞候補作。文春文庫/448円。
ビッグ3の雄フォード・モーター社が、世界有数の廃墟として知られてきたミシガン中央駅を購入して、今後6年をかけ複合施設に改装するのだという。その裏にはデトロイターたちによる地道な草の根運動の影響があった。
坐って一つの作品をひたすら見入る。美大生の頃にそうやっていろんなものを見て、考える中でメディテーションに興味を持ったというザックは、その“見る”時間も自身の作品の大切な要素だという。「当時バード大学で教鞭を執っていたハップ・ティヴィというアーティストの影響でZENに出会いました。彼は大学時代に福島慶道(のちに臨済宗東福寺派管長となった)と出会い、日本に行き禅僧として修行もした人だったんです」。その
なんて驚異的な作品だろう、本年度アカデミー作品賞ほか、最多4部門を制覇した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は。アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が『ゼロ・グラビティ』の撮影監督、エマニュエル・ルベツキと作り上げた、全編ワンカットと見紛う圧巻の映像。初めから終わりまで切れ目のないショットを作り出すため、動きもタイミングも寸分の狂いなく組み立てられた、芝居のアンサンブル。かと思
ビビッドなカラーの総柄をプリントしたシルク生地を紐状にして編み込んだ〈エルメス〉のカフリンクス。シンプルな白いシャツの手元に取り入れただけで、春らしい華やかさを添えてくれる。また同じ柄で展開するスニーカーやブレスレットと共にスタイリングしても面白い。全4色展開。各38,000円(エルメス/エルメスジャポン☎03・3569・3300)
大ヒット紀行エッセイ『英国一家、日本を食べる』。著者のマイケル・ブースさんは、一冊の本との出会いをきっかけに、日本中を巡る旅に出る。外国人から見た日本は、何もかもが魅力的。本を通じてまだ見ぬ文化に触れるときめきと、実際に訪れた際の驚きを寄稿してくれた。
きっかけ/父親は伴奏家で音楽大学の教授、母親もピアノの先生という音楽一家に生まれる。「3歳頃からピアノには親しんでいたけど、教室に通ったのは中学生から。でも練習が嫌いでレッスンは長続きせず、転機は高校生。音大声楽科の教授だった同級生の母親に歌を勧められ、導かれるままに音大を受験し、声楽科に合格。どうやら私の性格は、ピアノより歌向きだったみたいです」