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タモリ

名古屋という名の小宇宙。文・吉川トリコ

昔から言われていることだが、名古屋の子どもは名古屋の外に出ない。「名古屋の外に出る」という発想そのものがすこんと抜け落ちている。私の出身高校はそこそこの進学校だったのだが、大半は地元の大学に進学し、中には東京や関西の大学に進学する子もいないでもなかったけれど何年かするとそのほとんどが戻ってきた。就職試験の際、名古屋の企業は地元出身の人間を優遇すると聞いたこともある。
 
まわりを見渡せば、地元で進

糸井重里が語る、我が青春のスナックとスナック芸。

30歳になる直前だったかな。とある雑誌の打ち合わせで、ふと「スナックでやるような芸を誰かまとめて本にしないかな」って僕が言ったんです。当時「スナック芸」なんて言葉はなかったけれど、飲みの席でやるお手軽な芸ってあるじゃない、タバコとマッチとグラスを使うような。要するにくだらない遊びです。「そういう本があればオレ絶対買うよ」って。そしたら編集者に「じゃあ、糸井さんが書いてください」。それでできた本が『

小林知之/地図マニア

高校・大学では地理を専攻。少年期からドラクエなどゲームの地図に萌えていた、生粋の地図オタク。好きな絵師は吉田初三郎先生。いわく、地図にはあらゆる楽しみ方があるという。例えば、目的地までのルートを地図で辿ってみて照らし合わせながら実際に歩いてみたり、海外の地図が正しいかをGoogle Earthで検証してみたり、江戸時代の地図と現在の地図を比較したり……。「地図にはロマンがある」と小林さんは語る。街

テーマ〈続々々・右寄り〉

宮沢 芸人の世界もずいぶん変わったでしょう。かつての芸人というか、喜劇人の地位は低かった。でも好感度が高けりゃいいってもんでもない。むしろ悪い方がいい。ある層にはすごくウケていた人たち。突出して面白かったのが、徐々に大衆化されていったんだよね。
やつい 人気の沸点のようなものがあるんでしょうね。タモリさんが、ある時期に『笑っていいとも!』でお客さんがわーっとなっているのを見て、「売れたな〜」と思っ