キーワード

方法論

マンデリン

京都で20年、深煎り、ネルドリップを基本としながら、サードウェーブ以降のシーンでも存在感を示し続けるオオヤミノルさん(p.16)。豆選びからの全段階で独自の方法論を実践し“クラシック”をアップデートし続ける。日本の喫茶文化とも馴染みが深いマンデリンも透明感のあるきれいな味わいに。「中深煎りの香ばしさの中にマンゴーのような果実味とバニラやカラメルを思わせる甘味とコクが広がる」(加藤)。200g 1,

ライアン・マッギンレーとビルケンシュトックの共通点。

インスタグラマー全盛の時代である。誰が何を着て、どんな靴を履いているのか、タグつけ機能によって具体的に可視化されている。この機能は、新たなファッションビジネスの方法論となり、インフルエンサーと呼ばれる言葉を生み、マーケティングのフォーマットを作り出した。SNSへの投稿を条件に、最新の洋服やスニーカーをプレゼントするなんて話はよく聞く。影響力の大きい有名人やブロガーに至っては商品をポストすることでギ

本を読む人の頭の中まで覗けてしまう面白さ。

「2003年、高校2年で立ち上げたネット古書店が始まりです」と店主の竹田信弥さん。その後は東京・白山に実店舗を構え、15年に赤坂へ。辻原登や岡和田晃といった小説家や評論家をセレクターに選書棚も展開、人文科学の品揃えに力を入れている。

『「百年の孤独」を代わりに読む』は2018年、竹田さんが感銘を受けた同人誌。「一見、南米文学の傑作を解説するようで、なぜかドラマや映画の話題が多く登場します」。例え

伸ばしても、髭はきちんと整える。

 西洋理容発祥の地といわれている横浜・山下町の〈バーニーズ ニューヨーク横浜店〉には、髭のスタイリングを主としたバーバーサロンがある。本来ならば、ウエットシェービングで髭をきれいに剃るというのがバーバーの役割だが、髭をどのように整えるかを考えるカミソリ倶楽部が手がけるバーバーは一味違う。「私たちは例えばビジネスマンが営業でも行けるような軽さを意識した髭のデザインがあるのではと考えます。髭の文化が華

穂村 弘

 会話体を取り入れた作品で“短歌のニューウェーブ”を巻き起こし、ニンマリさせるエッセイや対談本でのチャーミーは天井知らず。翻訳や評論でも活躍する現代短歌の第一人者にして、どこまでも柔らかな“ほむほむ”という愛称もお似合いの穂村弘さん。お金、どうですか?
「お金持ちになったら床暖房がついた家で、猫を膝に乗せて大きなテレビで映画を観たい、と言うと笑われるんですが、僕は、お金については子供の感覚のままみ

グッチ クリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレの方法論。

2015年1月、イタリアを代表する巨大ブランドでインハウスのデザイナーが突然表舞台に登場した。数日で作り上げたコレクションはシックなのに華があり、クラシックかつ斬新だった。新しい時代の到来に、いまファッション界は興奮している。深い知識と自由な感性を基に語る彼の表情は自信に満ちていた。

メンズファッションデザイナーの歴史的・文化的文脈。

「ねえクリノ、日本のメンズファッションが突出して面白いのはなぜなんだい?」。これはイタリアの業界人の質問。「クリノさん、世界進出しようと思うのですがどう思われます?」。これは中堅クラスの日本人デザイナーからの問い。
 そして僕の回答は……。日本は階級社会ではないのでお洒落したいと思ったら何を着てもよい:英国調のスーツを着た男性が翌日は全身デザイナーブランド、週末にはヒップホップだったとしてもOK。

僕は一流の歯車となって仕事がしたい。|松浦弥太郎

 四十歳の時、『暮しの手帖』の編集長に就いた。あっという間に八年が経った。八年の間に何をしてきたのかと訊かれると答えに詰まる。こうしたい、ああしたいはあるにはあるが、それができたかというとむつかしい。ひとつ言うならば、日々初心に帰って、その日の自分のすべてを精一杯出し切って仕事をしてきた。
 規則正しい生活をし、健康を心がけ、お金が喜ぶお金の使い方を考え、よく働き、よく食べ、よく笑い、よく学び、よ