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追悼ウィル・ヴィントン。

クレイアニメーションの巨匠、ウィル・ヴィントンが逝去されました。クレイメーションという言葉を生み、造形に現代性と風刺を盛り込んだパイオニア。彼が手がけるキャラクターは、一目でわかる独特のエグ味で、僕にとっては80年代アメリカ文化のアイコンです。懐かしい「California Raisins」のCMはYouTubeに大量にアップされていて、今観ても顔芸だけで爆笑できます。そして最も思い出深いのは、マ

ロシアの異才、ガリ・バルディン。

 ここ最近、ロシアの古いコマ撮り映像を参考にして、人形アニメを作っています。『チェブラーシカ』のロマン・カチャーノフや、『霧の中のハリネズミ』のユーリ・ノルシュテインなど、ロシアのアニメーション作家が生み出す映像は、静謐でどこか物哀しく、そして美しい。しかし、そんなロシア作家の中で異色ともいえるのが、ガリ・バルディンです。ロシア的な佇まいも残しつつ、実験的な素材使いと、風刺の効いた展開で、独特なグ

世界一稼ぐミュージシャンの新たなる第一歩は「脱EDM」。

 ド派手で機能的なダンス・ミュージック「EDM」が流行して早10年。YouTubeと、スマホの普及で音楽が手軽でパーソナルな存在になったことと反比例するように、巨大なセットやレーザー光線が飛び交う数万人規模の「フェス」が人気を集めるように。世界中で名の知れたトップDJの争奪戦は激化しました。
 その代表格がスコットランド出身のカルヴィン・ハリス、現在33歳。2014年の推定年収が約80億円の彼も、

テーマ〈続々・フェス〉

やつい やついフェス、今年も出演していただいて、ありがとうございました。
宮沢 すごいね、2万人集まったんでしょ?
やつい いや、あの、半分です。1万人。たくさん来てくれたのに、すごい少なくなっちゃった感じですけど(笑)。
宮沢 あの時間帯にさ、ほかの会場でもいろんなことをやっているはずなのに、なんで我々のトーク聴きに来てんだよ(笑)。いいバンドいっぱい出てるだろ。
やつい もう5回目ですから、宮

星野道夫の世界観を語る|養老孟司

今もいそいそと虫捕りに出かけ、子供たちを自然のなかへと連れ出す企みを実践する解剖学者・養老孟司。自然への旅を続けた星野道夫の生き方を「人には伝えられないことがある」とわかっていた人のものだったと言う。そしてその表現は、文学が本来持っていた、しかし現在は失われてしまった創造性に満ちたものだったと。
 昔はね、子供が病気で死ぬのは珍しくなかった。子供が死ぬと親は大変なショックを受ける。あの子の人生はな

テーマ〈続・フェスティバル〉

やつい 近所の広場でやっている盆踊り大会でさえ、フェスはワクワクしますもんね。
宮沢 俺が子供の時は、何かっていうと、エレキバンドが出てきたよ。インストゥルメンタルしかやらない。そういうイメージだね、俺の中でのフェスは(笑)。
やつい 僕は近所の大人たちがカラオケやっているイメージですね。
宮沢 カラオケといえば、荒井注さんがカラオケボックスのようなものを経営しようと建てたんだけど、入口が狭くて機

日常のそばにあるドラマこそ、しっくりくる。|高橋ヨーコ

『ブレイキング・バッド』も観てみたんです。でもドラッグを製造したりとか、あまりにも日常からかけ離れてる気がして、次を続けて観たいという欲求が出てこない(笑)。そういうのがあまり得意じゃなくって。よくできていて素晴らしいのはわかるんだけど……。
 好みの問題ですかね。映画でもSFやアクションとかはあまり観ないし。「日常のすぐそこに、こんなことが」というのがいいんです。『ブレイキング・バッド』も実はそ