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中野区

Simple Things Coffee (東京/都立家政)

店主の宇治澤義和さんは、2015年に惜しまれながら閉店した中野富士見町の〈宮本珈琲店〉で15年間修業し独立。宮本珈琲の店主から焙煎機を借り、当時のデータを基に焙煎して老舗の味を引き継ぐ。「基礎中の基礎ですが、欠点豆は雑味の原因になるので丁寧に取り除いています」。焙煎に手間をかけているがゆえ、宇治澤さんのコーヒーは驚くほどクリア。深いコクとスッキリとした後味になるように焙煎・抽出するのが宇治澤さん流

ナンセンスな物語と劇画に心が解放される。

漫画雑誌『ガロ』のアンテナショップとして創業。今もコミック、サブカルチャーの本を多く展開する。

「平成も終わるので、郷愁的な気分に浸っていたのですが。それを吹き飛ばす作品がフランスから届きました」。『LES PRATICIENS DE L’INFERNAL』(地獄の実務家)は、ブドウを食べた人が首なし死体になる超常現象で幕開け、その後も不条理な筋書き、ナンセンスなタッチの劇画が続く。「主人公が死

東京凮月堂 東中野店|三浦大輔

 喫茶店は脚本を書く時に使います。家と喫茶店を一日に何往復もするんです。ここに来ると、思考が働くようになっているのかな。なんの変哲もない喫茶店だからこそ、いいんです。誰かを観察して脚本に活かすっていうことはまったくないので、できるだけ遠い世界がいい。ここは、近所のオバサマたちがランチを食べたり、お茶したりする店だから。オバサマと自分に共通するのは、時間に拘束されないで過ごしているっていうことかなっ

〈蔡菜食堂〉の 上海風茶碗蒸し

 上海出身のご主人・蔡才生さんが腕を振るう家常菜(家庭料理)の店。上海の昔ながらの家庭料理は決して食べ疲れせず、その味を慕い連日常連で賑わう。日替わりメニューが主体だが、常連がそっとリクエストするのがこの茶碗蒸し。「上海では子供のおやつや風邪をひいた時にもよく作ります。卵をたっぷりのスープで溶くのがポイントね」と蔡さん。卵2個に自家製鶏スープ1、水1の割合で加え、湯煎で蒸し上げる。味つけは少しの塩

そろそろ一流の暮らしやセンスを身につけようと思うんだ。|松浦弥太郎

 あの頃、僕にとっての「一流」とは「本物」だった。生まれてはじめて本物を手にしたのは、小学五年の時だ。中野区に暮らしていた僕は、若宮リトルリーグに入団し、硬式野球に励んだ。入団に際して、僕は硬式用グローブを母にねだった。神保町の〈美津濃スポーツ〉を訪れ、プロ野球選手用の「ワールドウィン」を選んだ。モデルは内野手用で、巨人軍の土井正三が使っているのと同じだった。頑として他のモデルに目もくれない僕を見

中野ビール工房

高円寺など中央線沿線に3軒のブルーパブを展開する〈麦酒企画〉が、5月末にオープンした新店。街のビール屋というコンセプトはそのままに、立ち飲み形式(テーブルは予約優先)とビール&フード500円の均一価格で、既存店との差別化を図っている。ビールは常時3種類。「パンやご飯みたいに、出来たてがおいしいビールを造りたい」と話すのは代表の能村夏丘さん。目標は「日本中に街のビール屋を広めること」とその思いは熱い