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危機感

究極のエコ・トラベル「伊能ウォーク」入門。

日本初の実測による日本地図を作った伊能忠敬の足跡を辿って歩く旅、それが「伊能ウォーク」。ミレニアムを記念して実施されて以来、ウォーキングブームも相まって今も足を向ける人が少なくないという。とはいえ、江戸時代に測量しながら日本全国を踏破した本家はやはり別格だ。入門編としてはまず、伊能忠敬の測量旅を紐解くことから始めてみたい。

大山天狗

鳥取の民話を基にした土人形として有名だったれんべい人形。以前、この連載でも紹介させていただきましたが、その後、職人の加藤簾兵衛さんが亡くなってしまい、廃絶してしまいました。近年、鳥取の有名な郷土玩具は次々に廃絶しており、ついに伝統的な土人形を作る人がいなくなってしまったのです。そんな中、れんべい人形のファンで、鳥取の土人形文化の断絶に危機感を抱いた壽美剛さんが、鳥取の民話を基にした土人形を新たに作

英雄か、悪人か。キューバ革命の闘士の本当の姿はどっち? | チェ・ゲバラ

チェ・ゲバラほど、顔と功績の認知度の差が著しい人物もいない。日本においては、“Tシャツやポスターの人”くらいの認識の向きも多いのではないか。グッズを持っていようがいまいが、功績も知っておいて損はない。

『モーターサイクル・ダイアリーズ』が描くのは、若かりし日のゲバラの姿だ。アルゼンチンで医学生をしていた23歳の彼は、先輩であり生化学者のアルベルト・グラナードに誘われ、一台のバイクにまたがって南米

Librileo

 様々なメディアが次々と登場する昨今。メルヘン発祥の地ドイツでも子供が寝る前に親が絵本を読み聞かせる習慣は一昔前の話になりつつあるようだ。3児の親であるザラ・ゼーリーガーさんとユリウス・ベルトラムさんは小学校に上がる前の子供の教育は非常に大切、と危機感を持ち、集中力を育成するための絵本普及と朗読会に参加できる幼児クラブ〈リブリレオ〉を立ち上げた。
 会員になると、年齢に合った絵本、親のための子育て

ロックバンドに正しさを求めるな! 自分道を突き進み続ける漢(おとこ)バンドの極意。

「まさにそれが言いたかった」。溜飲の下がる痛快な歌詞。バラエティに富んだサウンド。200%魂を込めた歌声。怒髪天のライブをみんなが体験したら、世の中はもうちょっと生きやすくなるんじゃないか? 2年ぶりにニューアルバム『夷曲一揆』を発表したばかり。ロックバンドの原点回帰を謳った一枚。世知辛い現代を生き抜く術を、ボーカル&歌詞担当の増子直純さんに聞いてみました。

 新譜のジャケットは裸にフンドシ

しまおまほ

「生まれた頃から自分の預金通帳があり、父がお年玉やお祝いでいただいたお金を入れてくれていました。何か欲しいものがあれば、“あれを買いたいから”と言ってお金を下ろしてきてもらうシステムでしたね」
 写真家の島尾伸三さんと潮田登久子さんを両親に持つ漫画家のしまおまほさん。幼少期は木造2階建てのアパートの一室に住み、ほかの世帯と家族同然の生活を送っていた。テレビやお風呂がなくても、洋服は全部誰かのお下が

演劇界に現れた恐れを知らない若者は80歳になる蜷川幸雄に勝負を仕掛ける。

年齢差はちょうど50歳。一昨年、藤田貴大が主宰するマームとジプシーの舞台『cocoon』を観た蜷川幸雄は、終演後に楽屋を訪ね、緊張する若き作・演出家に握手を求めた。以来、2人の交流は続き、来年2月には、藤田が書き下ろす新作を蜷川が演出する約束も控える。潔癖な審美眼でクリエイションを続けてきた大演出家と、2世代違いでありながら双子のような若手が企てる競作にして共同戦線とは——。

見ることと、見つめること。|上田義彦

僕の部屋には、上田義彦さんの写真が、壁に掛けてある。屋久島の森の景色を撮影した「Materia」というシリーズの写真だ。確かそれは、屋久島の森を訪れて、最初に撮った写真であると上田義彦さんは話してくれた。毎日、朝起きた時と、夜寝る前にその写真を僕は見ている。見るたびに昨日と違った何かを発見し、はじめて見た時のような気持ちになる。そして、それが何かを自分の心のなかで思い耽る。そんなふうに写真はいつも