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てっちゃんとミトン。

 昨年から制作していたオリジナルのコマ撮りアニメ。ついにパイロット版が完成しました。イベントで展示発表した後にネット公開する予定です。タイトルは「てっちゃん」。男の子の右手が主人公です。「てっちゃん」は目玉おやじ的なキャラクターで、手が顔になっているのです。3歳の息子の右手を3Dスキャンしたデータをベースにデザインし、3Dプリンターで原型を出力。最終的にシリコン製の頭部に、関節を入れてコマ撮り人形

整形メイク

整形した人用のメイクのことではありません。まるで整形したかのように、大変身してしまう、そんなメイクのことを「整形メイク」と呼びます。特にYouTubeでは近年、鉄板のヒットテーマで、たくさんの動画が上がっています。『VOCE』でも時々特集があり、例えば、まるで唇にヒアルロン酸を注射したかのようにぷっくり見えるメイク、糸でまぶたを縫い留める二重まぶたの整形をしたかのように、ぱっちりした目に見えるメイ

マレク・スクロベツキの幼児アニメ。

3歳の息子と一緒に子供番組を観ていると、自分でも幼児向けの映像を作りたい欲が高まります。やるならストップモーションアニメ。参考に世界の幼児アニメを検索して見つけた、ポーランドの幼児番組『RodzinaTreflików』は動物の一家が活躍するミュージカル。これがアクションもカメラワークも、非常にクオリティが高い。主役の家族は謎の緑色の動物で、家に住む妖精はオジサンなど、東欧らしいズレたデザインのセ

スリットスキャン映像。

 数ある映像エフェクトの中でも、僕が最も偏愛してやまないのは「スリットスキャン」。カメラ前で上下に移動するスリットから漏れる光を撮影する、抽象映像の技法です。スリットで分割した時間のズレで生じる変形が特徴的で、有名なのは『2001年宇宙の旅』スターゲート、あのビョーンと伸びる光。これを天才ズビグ・リプチンスキーが具象に応用した「The Fourth Dimention(1985)」は実験映像史上の

親愛なるセルジオ・メンデスに、東京でモーニングコーヒーを!

コンピレーションの選曲や執筆など、ブラジル音楽に造詣の深い〈カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ〉の堀内隆志さん。長年憧れだったというセルジオ・メンデス御大が日本滞在中ということで念願の初対面。熱い思いを抱きながら、渾身のコーヒーを淹れることに。用意したのはブラジル・フルッタメルカドンというフルーティなコーヒー。目の前で豆を挽き、ドリップをしてインタビューが始まった。

ヒエロニムス・ボス映像。

 ここ10年ほど、ヒエロニムス・ボスの怪物フィギュアを収集しています。ボスはルネサンス期に、画面中が異形の怪物で埋め尽くされる異端の宗教画を残した、謎多き芸術家。その奇怪で幻想的な作品は、後のクリエイターに影響を与え続けています。かくいう僕も、ボスフィギュアを並べた棚をボーッと眺めながら映像のアイデアを出しています。そんなボスの代表作「快楽の園」に動きをつけたBuckethead「Spokes f

ゴンドリー×アナログ×デジタル。

 ケミカル・ブラザーズの新作「Got To Keep On」のMVを、久々にミシェル・ゴンドリーが手がけています。ダンサーたちが踊りながら融合して液体になる展開も狂っていますが、その表現手法も変態。カラフルな洋服が瞬時に白色に変化すると、ダンサー同士の袖が繋がったり、いつの間にか伸縮する白いタイツに数人が包み込まれて一体化したり。仮装大賞のようなアナログな仕掛けをベースに、要所でデジタル合成を幻覚