キーワード

国民食

【食うだけで満足の国】五日間の休暇で何処へ行くべきかという悩み。

 去年の秋口くらいから、ずっと私はつまらない人間なのである。つまり休みなく遊びもせず働いてばかりいるからだ。仕事は楽しい。もちろん苦しいこともあるが、私は主に笑いを取り扱った仕事をしているので、仕事の中に「笑っていられる時間」ってものがある。これは普通ではない。普通でないのはおもしろい。しかし、傍から見れば、働いてばかりいて遊ばない人間ってものはつまらないに違いない。それにいいかげん疲れすぎて来た

【長野、仙台、大阪、小倉、津、そしてケニア。】そして、誰も皆無口で、ウガリを◯◯した。

芝居の巡業で、長野に行き、仙台に行き、大阪に行き、小倉に行き、三重の津にまで行った。「どこ行くの?」「津」。発するのに一秒かからないスピード感に満ちたこの町には、その名前にふさわしく一日しか滞在しなかった。芝居後、食べ歩きをする元気もなく、津の夜は終わったのだった。その土地に旅して、その土地のものを食えない。それは虚しい。仙台では牛タンを食べ、長野では蕎麦を食べた。津には、なんの思い出も残らなかっ

人はいつフィリピン料理を食べるのか?

祝日の夜の西荻のとある商店街は、日本海側の町のシャッター街かと思うほど閑散としているうえ、寒風が吹きすさんでおり、土地勘というものに絶望的に見放されている私は、こんな場所にフィリピン料理屋があるのかと心細かったが、その細さが極細になるほど歩いた先に「ATE」はポツンとあった。

今回、社長とママと私は、フィリピン料理をくらうのである。食らうと決めてからふと思ったのだが、人はどんなときに「さあ、フィ

Jeep Cherokee

 アメリカンSUVの草分け的存在のチェロキー。5代目となる新型は、見た目だけでなく中身も一新。イタリアでのデザイン監修をはじめ、プラットフォーム、そして直4エンジン(2.4ℓ)はフィアットグループ製を採用。省燃費性や使い勝手を大きく向上させています。では、ラテンのDNAが混ざったことでジープらしさが失われたかといえばさにあらず。伝統の7スロットグリルをはじめ、台形のフェンダーアーチなど、チェロキー

アジア〜欧州〜南米〜アフリカ。まだまだ続く世界の辛旨い料理。

唐辛子スパイスの強烈な辛味が効いた鶏シチュー。

オーナーシェフの生まれ故郷エチオピアのごちそうがコレ。大量のタマネギを、バレバレと呼ばれる唐辛子ベースのミックススパイスと、半日以上ひたすら煮込んで作る鶏のシチューだ。さすがはアフリカ有数の唐辛子大国、シェフが本国から取り寄せているというこのバレバレが、脳を直撃するような辛さ。が、タマネギと鶏肉がそれに負けない甘味とコクを放っていて、後を引く。

Cafe RUSSIA

 ロシアと冠しつつ、実はメニューの半分がグルジア料理というレアなレストラン。でも、ここが結構、流行っている。その理由は、黒海沿岸に位置し、東欧、アジア、アラブなど、さまざまな地域の影響が覗く食文化の豊かさ。日本人店主もその豊かさに魅了され、単身ロシアからグルジアへ。現地のレストランで修業を積んだ経験の持ち主。パンともパイとも違う国民食ハチャプリをはじめ、コリアンダー、フェヌグリークなどのハーブ、ク