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福岡市

サン・セバスチャン

生産者の人柄や農園の環境を知ったうえで、土地の魅力が発揮されている豆を極力直接買い付ける。オーナー森崇顯さんが大切にするのはキャラクターの表現と質感、酸と甘さのバランス。「どのコーヒーもフレーバーと口当たりのバランスが素晴らしい。これは確かな焙煎の賜物。浅煎りに仕上げた秘境・ウィラ地区の豆もクリーンで甘く、紅茶のような柔らかいアフターテイスト」(三木)。フローラルなアロマ、ブドウのようなジューシー

ナインティ・プラス ゲイシャ・エステート

コーヒー先進都市・福岡で4店舗を展開する実力店。オーナーは『ジャパン バリスタ チャンピオンシップ』で2年連続チャンピオンに輝いた岩瀬由和さんだ。「より生産者に近い立場へ」と、2018年夏から自社焙煎をスタートしたことも、福岡のコーヒー好きたちの間で話題に。素材の持つ個性を引き出すべく、浅〜中焙煎が基本。パナマのゲイシャ種は、エレガントな風味、強い甘味が非常に豊か。「ベルガモットやマンダリンオレン

ブエノスアイレス

福岡インディペンデント系カフェの草分け的存在。大西さんにとってマヌコーヒーといえばこの豆なのだとか。甘さとコクを持つマラゴジッペ種に、明るさと爽やかさを持つカトゥーラ種を交配したマラカトゥーラは果実も生豆も大きい。農園が独自に行うケニバという処理方法によって、親品種から受け継いだ特性がさらに大きく引き出され、澄んだ味わいや口当たりの良さを実現する。「グレープフルーツやスイートスパイスを思わせます。

エル・ポルベニル ハワ パルプドナチュラル

開業当初から買い付けを行っている生産者・セルヒオさんの農園から、コーヒーの原種に近いとされるハワ種をセレクト。中でも農園内の標高が高い畑で収穫したコーヒーチェリーをパルプトナチュラルで処理したのが、この豆だ。「清楚で軽やかな花の香り、白ブドウの柔らかい果実感、ジンジャーやレモングラスのような爽やかさ、ダージリンティーの繊細さと気品、軽やかでフローラルな味わいなど複雑な要素を併せ持っています。それで

エル・オアシス

天神にあるスペシャルティコーヒーとナチュラルワインのスタンド。元バーテンダーの店主の原田達也さんは、糸島〈Tana Cafe+Coffee Roaster〉のオーナー、・田中裕之さんと出会い、産地まで出向いて仕入れから焙煎まで一貫して行う姿勢に惚れ込み、この豆を店の定番にした。持ち味であるチョコ系の甘さやコクのあるボディが出るよう、焙煎具合をオーダー。「今回私が挙げた中で一番深煎り。キャラメルやチ

僕らのケニア 「サゲイニ」

スペシャルティコーヒーに特化した共同買い付けグループ〈珈琲の味方塾〉にいち早く参加。仲間とともに生産者と交わり、生豆の可能性を引き出す焙煎方法に道筋をつけてきた。代表の井崎克英さんは、大西さんがコーヒーと人生の師と仰ぐ人物だ。「そんな井崎さんが愛してやまないのがケニア。中でも、その時々に最高のものを選んだのが『僕らのケニア』です」(大西)。透明感があり、マンダリンオレンジのような爽やかな果実味とフ

エチオピア セハイ・ セフェラ

オーナーは焙煎やテイスティングの競技会で上位入賞を果たす森崇顯さん。中南米のコーヒー農園に3ヵ月も住み込みで働き、さらにいくつもの生産国を巡ったうえで開業した人物だけに豆を見る目は厳しい。その森さんにとって、理想のエチオピアを表現したのがこの豆。今年で3シーズン目を迎えるが、品質は年々向上する一方だ。「すっきりした味わいの中にも個性がしっかりとある。グレープフルーツを感じさせるエチオピアの味わいが

ハラール・モカ

1977年創業のネルドリップの名店。他に先駆けて産地に赴き生産の現場を見聞したうえで焙煎を手がけたマスター、故・森光宗男さんによるコーヒーの味は妻の充子さんに引き継がれ、今も日本全国のファンに支持されている。世界最古のコーヒー栽培地、ジェルジェルツー農園の古木から採取される完熟果実の豆を深煎りしたコーヒーは「しっかりとした苦味とボディの向こうに、甘さとフルーツフレーバーが感じられる。奥深い味わい」

COFFEEMAN Roasting & Planning Café (福岡/六本松)

店主の江口崇臣さんは、高い焙煎技術が世界からも注目される福岡の名店〈豆香洞コーヒー〉で腕を磨き独立。花屋、パン屋などが並ぶ市内の路地に店を構えた。ブレンドを中心とするメニューには「3.8」「6.4」など数字のみを記載。「これは浅煎り~深煎りの焙煎度を示す専門用語。少しの学びがコーヒーをもっと楽しくしてくれるはず」と、ドリップ中のコーヒーに光を当て、焙煎による色の違いも教えてくれるなど、解説も楽しい

未知への好奇心、空想へのときめきを忘れずに…。

兄の藤井健一郎氏、弟の輝彦氏を代表として、福岡を中心に活動をする〈krank marcello〉。2002年にアパレルと雑貨を扱う〈marcello〉を、04年に家具店〈krank〉を設立し、その店舗を舞台に独自の世界を紡ぎ出してきた。自然や草花、光や風の存在を感じてほしい。krank marcelloの創作のすべてには、そうしたコンセプトがひそかに織り込まれている。

今回の展覧会タイトルは『ぼ