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漫才師

平山夢明

ヅカ石ヘド彦。誤記ではない。ヅカ石は、「元漫才師で今は主にグルメリポーターをやっているオーバーオールのデブ」。小説『反吐が出るよなお前だけれど……』では、「ラーメン屋〈中華コリーダ〉」を、彼がディレクターと取材のための試食に訪れる。もとより店員夫婦もただものではない。「コイカタオオメノブタマシ?」、そして、「どぶどろ? どぶどろのぶろどろ?」「どぶどろましましのどろどろましましぶろぶろ?」と、どこ

エンタツ・アチャコから知ってます、僕は。|糸井重里

エンタツ・アチャコ(横山エンタツ・花菱アチャコ)を聴いたのはいくつの時だっただろう。小学校に入る前かな。「むちゃくちゃでごじゃりまするがな」ってアチャコのギャグが流行ったんですよ。テレビなんてまだない時代。ラジオの時代です。
 
で、昭和30年代。僕が小学生だった頃。中田ダイマル・ラケット、夢路いとし・喜味こいし、秋田Aスケ・Bスケ。子供たちを含め漫才が爆発的に広まったんです。まだテレビ前夜。その

「見えないからこそ想像力を刺激される。 ラジオのあの感じが楽しいんです」宮藤官九郎

ラジオの不親切さが好きです。

僕がラジオに夢中になったのは中高生の頃。
『オールナイトニッポン』でビートたけしさんは
僕が見たことも聞いたこともない人の話をして、
一方、とんねるずはといえば、テレビでは絶対に見せられない
投稿写真をネタにラジオの向こう側で、毎週爆笑していました。

「早く寝ろ!」と親に叱られながらも、
布団のなかでヘッドホンして「俺も見てぇ!」と
歯嚙み、想像するしかなかった。