
消費者


包装なしで量り売り。 コスメや日用品も揃うゼロウェイストスーパー。『Original Unverpackt』●Berlin

最優先は“社会を良くすること”で、資本主義はツールでしかない。|武邑光裕 ●メディア美学者

九州の食文化に貢献したい。『博多 住吉酒販本店』●住吉
住吉酒販では、新たな飲食店との取引が始まる前に約2時間のミーティングを持つ。店のコンセプトや料理内容、店主の好みなどを理解したうえで酒を提案するためだ。「辛口・甘口」や「純米」「吟醸」などわかりにくい言語でしか語られない日本酒の現状に対し、新たな指標が必要だと考えたのが、代表取締役専務の庄島健泰さん。熟成し落ち着いた味わいを持つ酒は「クラシック」、フレッシュでフルーティな酒は「モダン」、と大きく

オオヤミノルの決闘コーヒー論。
食べて、飲んで、おいしいのだったらそれでいいじゃないか。そんな面倒な話や理屈っぽさは不要と考える人にとって、最も「面倒くさい」存在かもしれない焙煎家オオヤミノルが、なんとかウェーブと呼びようのないコーヒーのこれからを考えるために3人と対話した。彼は自分の疑問を解決できるだろうか。

ブレンドコーヒー論。×森 崇顕

尊敬できる、 キッチン道具。
日々使うものだからこそ、キッチン道具には、機能性、使い勝手、形、素材など、使う人のこだわりが表れる。デザイナー・熊野亘さん、料理人・原川慎一郎さん、陶芸家・内田鋼一さんの異なるフィールドで活躍するプロフェッショナルが敬愛する道具は一体どんなものなのか? 日頃使っているツールを持ち寄って、語り合ってもらった。
3人が集まったのは、原川慎一郎さんが運営するレストラン〈ザ・ブラインド・ドンキー〉の厨

“日本製の服”が生き残るには?
2017年の日本に流通した衣料のうち、日本製の比率はわずか2.4%。生産数量も1億点を割った。メイド・イン・ジャパンの服は、もはや絶滅の危機に瀕しているのだ。40年以上にわたり、日本のもの作りの現場を取材し続けてきたアパレル工業新聞の三宅太編集長に、日本製衣料の現状と展望を聞いた。

導入から数年、RFIDがもたらした効能
RFID(ICタグ)とは、IDを埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって情報をやりとりするもの。日本のアパレル業界では、JAFIC(日本アパレル・ファッション産業協会)が主に音頭を取る形で始まった。現在では、ユニクロ、オンワードホールディングス、ワコール、ユナイテッドアローズ、ビームス、シップスなど、十数社が導入している。
なかでも早かったのがビームスだ。2011

メルカリが変えた “モノを所有する概念”
メルカリは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことを目的に、2013年に創業した。フリマサイトではヤフオクやモバオクが先行していたが、スマートフォン経由のフリマアプリというビジネスモデルを選択。売買にまつわる煩雑な作業を簡略化し、気軽に出品・購入できるようにした。当初は20〜30代の女性が中心だったが、その使いやすさが知れ渡るにつれ、40〜50代の男性やシニア世代も参入。裾野が