キーワード

生き様

「ゴシック」とは生き方の問題。 屈強な美意識で社会の虚構を穿つ。

『歌人紫宮透の短くはるかな生涯』という、すさまじい奇書がある。

これは1980年代を駆け抜けた天才歌人・紫宮透の作品と生涯を、彼自身の歌作や発言に加え、あまたの関係者たちの証言から繙いてみせた伝記  を、あくまで読者に紹介するという体裁の小説。要するに、紫宮透は実在しない。彼の歌作も、それを評する夥しい声も、それらを書き綴った伝記本も、すべては作者・高原英理ひとりの想像力が編み上げたもの。ところ

マンダラ

 渋谷の桜並木通りにあるネパール料理店マンダラでは、予約制のマンダラコースを頼むとカトマンズ出身の店主、スニルクマルさんが手相を見てくれる。ネパールでは、翻訳やガイドのほか、曼荼羅(密教などの世界観を表す緻密な図柄)の販売をしていたことから店名を決めたそうだ。子供の頃から不思議なことやスピリチュアルな事象に関心を持ち、10代から修業をして手相学に行き着いた。
「動物が木に登ったり、獲物を捕らえたり

しいたけさんに、8つの質問。

A.これ、女性に関して言えば美しい人の定義って「写真や映像で見たときにすごく大きく見える人」です。ほら、たとえばスターとかタレントさんって写真で見るのと実物で見るのって違ったりします。実物を見たときに「あれ、意外と大きくない」と一瞬そういう感想を持つのですが、いざその人がなんらかのパフォーマンスをやったときに圧倒される。そういうオーラを持っている人だと思います。
 最近僕が体験した世界では、今年の

ルードボーイたちが見せる唯一無二のスタイルは実に新鮮かつ刺激的でした。

昨年ロンドンで開催され、65,000人以上の来場者を集めた話題の展覧会『RETURN OF THE RUDEBOY展』が、日本で海外初お披露目!
 ルードボーイとは、第二次世界大戦後にイギリスへ移住したカリブ地方の人たちの中でも、特にファッショナブルなストリートカルチャーにのめり込んでいった一部の若者たちのこと。1960年代にクールな存在とされた彼らのカルチャーが、今、再びイギリスで復活です。オー

男らしさとは幻想にすぎないと語る男が貫く己の美学。憧れの男たちの言葉が今もなお自分の中に生きている。

 真樹日佐夫先生は、永遠の憧れであり人生の師。空手・柔道の有段者で、ステゴロの達人でもありながら、大らかで優しく、常に弱者の立場でものを考え、相手が大物フィクサーでも一ファンでも態度を変えることなく等しく接し、己の美学は貫くが他人には決して強制はしない……カッコイイという言葉は先生のためにあるのではないかと思います。生前、「男らしさなどというものは幻想にすぎない。男らしい男なんていないんだ。だが、

ワールドワイドなミュージシャンはエピソードの宝庫。信頼できる男としての器の大きさが魅力。

 ザ・クラッシュのフロントマンだったジョー・ストラマーは、音楽の世界での革命家のうちの一人。器のでかさ、すなわち自分のエゴだけでなく、弱者へのまなざしを持ち、大義のために立ち上がり、世のため、人のための社会派を実践した男の中の男。ラブソングよりも、メッセージ性の強い政治的な作品を多く残しました。若いファンのため、自分たちの収入が減るにもかかわらず、2枚組のLPを1枚と同じ値段で発売したり、遠くから

何があっても思想を曲げず、揺らがない男たちの生き様。

 森鷗外は、軍医として、いわば体制内に身を置きながら、ラディカルな作家であり続けた。田中角栄は、あまり評判がよくないイメージですが、アメリカに臆することなく、オイルメジャー依存からの脱却を図って積極的な資源外交を行うなど、決断と実行を身をもって示した点は、もっと評価されてもよいと思います。『国際政治  恐怖と希望』などの著作で知られ、私が司会をしていた『サンデープロジェクト』にもたびたび登場しても