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社会人

沼田真佑『影裏』の今野秋一

症状:見ているこちらが歯痒いような、不器用な手つきで靴ベラを日浅は動かしていた。こんなもの、ほんとに不要だと思った。踵など以前のように踏みつぶして履いたらいいのだ。
備考:出向先で知り合った同僚の日浅。共に釣り酒を酌み交わした唯一の親友は突然消えた。芥川賞受賞作。2月14日から本作が原作の映画が公開。文藝春秋/1,000円。

高山羽根子『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』のシバちゃん

症状:あのとき、工事現場で『お腹なめおやじ』にお腹をなめられたのに言い出せなかった、私と同じような子がほかにもいるんじゃないだろうか。
備考:幼い頃に少し嫌な思いをしたこと。誰にも気づかれず、なかったことにしていた記憶を、大人になった少女は、振り払うように走るのだった。集英社/1,300円。

私のBuono!なイタリアン。| 石原 隆(フジテレビ)

A リストランテ・カルミネ/牛込神楽坂
B タヴェルナ・アズーラ/外苑前
C イル・ボッカローネ/恵比寿

中学生の時に、伊丹十三さんの『ヨーロッパ退屈日記』にある「スパゲッティの正しい食べ方」を読み「自分が食べているスパゲッティは本物とは違うんだ!」ととても感動したのですが、ちゃんとしたイタリア料理店と出会うのはそれからだいぶ後、社会人になってからです。
 
自分の意志で、何回も行った最初の店は

郊外から見た故郷・札幌を 短歌で表現する。

社会人になってから短歌の世界のスタートラインに立ち、第1歌集から注目を浴びた山田航。現代短歌に影響を受け、mixiの歌会コミュニティで短歌を詠み始めたという、SNSを起源に持つ歌人だ。札幌市郊外のニュータウンに生まれ育ったという山田は、近年「郊外」をテーマにした歌集を刊行。

「札幌といっても、中心部やすすきのと郊外では全く違い、一括りにはできないと感じます。その差異から“札幌とは何か”を考えてい