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社会人

喫茶室ルノアール 渋谷東急ハンズ前店|野村訓市

 ノーパン喫茶に限らずとも、喫茶店通いは、大人になるための通過儀礼だ。カフェのように作り物の世界観を押し付けてくることもない。まるで社会の暗部を引き受けているような、どこか湿り気を帯びた空間。隣の席で訳ありの中年カップルがひそひそと話をしている。カフェで不倫の別れ話ができるか? それから、打ち合わせだ。打ち合わせって一体なんなんだと思っていた学生時代。〈ルノアール〉のおしぼりで顔を拭いてこそ、社会

ロボットが通うAI学校。|川田十夢

 ずっと考えているのは1年生から6年生まで全校生徒を人工知能にして、学校教育をディープラーニングすることです。前段として、人工知能は進化しているのに、教育材料が足りないことが問題になっているという状況があります。学校教育のような段階的な教育をロボットは受けていないので、義務教育を受けてない状態で採用されて、いきなり即戦力にされるんだけど、すぐ「使えない」とか言われて超可哀想なんです。それに対して、

衝動と客観性を持つハイブリッドな芸術家。|小袋成彬

 音楽業界で裏方として活動していた小袋成彬のソロデビュー。世に出るべくして出た才能という形容がぴったりに思えるが、彼は自らを「生粋の音楽家ではない」と評する。「僕は孤独な芸術家に憧れているタイプの社会人」。聞けば、高校野球に熱中した時代や、就職活動の経験もあるという。冷静で客観的な経営者という立場でいることも、自らの内面を音楽という形で表現することもできるバランス感覚の持ち主。相反するように思える

田中まろ八/揚州商人愛しすぎた男

東京・神奈川・千葉・埼玉で展開する、中華料理店〈揚州商人〉。ここを心底愛する男がいる。本人いわく、昼か夜か夜中のいずれかの時間帯に、ほぼ毎日食べに行くんだとか。初訪問は学生時代。そこで愛の導火線に火がついたけれど、当時はお金がなく、次第に足も遠のいていき……。けれど社会人になり3年目。上司と食べたランチで気持ちは再燃。そこから毎日のように通い、気づけば1ヵ月かからず全メニューを制覇。最近では、場所

野球部の集合写真は俺だけ半ズボンにランニング。|野村克也

 高校に行かず、働くことを条件に野球を始めたんだけど、兄貴が妙に背中を押すんだわ。「野球やりたいんだろ? 峰山高校工業科は社会人野球の名門、カネボウと繋がりがある」と。化学なんてわからず、最初に覚えたのはH2Oや(笑)。高校は野球漬け。家へ帰って夜はバットの素振り。手はマメだらけ。高校時代の目標はまずお金。そもそも美空ひばりが人気歌手になるのを見てて、「よし、俺も歌手になろう」と音楽部に。中学1年

小松隼也┃アーティストと語り明かして意気投合。

ニューヨークのロースクールに社会人留学し、今年春に帰国。留学中はアート、ファッション、デザインに関する最先端の事例を研究する一方で、アーティストらと盛んに交流していた。「ニューヨークではすぐ“うちにおいでよ”って話になるんですよね」。例に挙がったのは大御所の写真家ロバート・フランク。「会えただけで光栄だったんですが、自宅に招いてくれて。彼の作品に昔北海道で全日本プロレスのポスターを撮影した写真があ

『仲良くしてね!』

 ぶらりと入った本屋の雑誌コーナーで、たまたま目に留まったブルータスの表紙に、特集「男の定義」の文字が躍っていたら
……その文言を見ただけでビビッてしまい、いきおい傷ついて、落ち込んでしまいそうだ。もし自分が、男だったら。
 それでもめげずに雑誌を手に取り、パラパラめくった先に、あろうことか三十代の女の作家が書いた「男らしさとはなにか」についてのエッセイが載っていた日には、“そっ閉じ”必至である。

〈天下一品〉の「こってり(並)」

〈天下一品〉のこってりは、小西にとって味噌汁みたいなものです。海外から戻ったら、スーツケースを引きずりながら直行します。浪人中は持ち帰りを買ってきてもらって、夜食にしていたほど。まさにソウルフード。もはやカラダの一部です。自分のお金で初めて食べたのは12歳のお正月。以来、33年食べ続けています。特に社会人1年目はストレスがすごくて、週3〜4日ペース。最近は少し減ったけれど、それでも月4回はキープ。

「働く親の背中が見せられる」

 自家培養の天然酵母にこだわる〈パン屋タルマーリー〉。以前は千葉県いすみ市に店を構えていたが、震災を機に2012年に真庭市勝山に移転。この地は、パンの出来を決定づけるおいしい水の手に入れやすさで選んだ。
「各地の水を飲み比べていて、直感的にここだと思った。僕らは田舎から田舎への移住。ここは山間だけど町なので、小学校の生徒数はいすみの時より多いんです。そのせいもあってか、娘は以前よりずっと社交的にな

鈴木秀明/資格フリーク

○掲載号/762号「101 things to do in NY」
○きっかけ/東京大学時代、雑誌サークルへ入る。そこでコラムを任され、資格試験を受ける記事を書き始める。
○現実逃避/何度も合格することによって、それが快感に。お金のなかった大学生の頃は、時には食費を削り、時には借金をしてまで資格試験を受け続けていた。
○資格数/261種類337個の資格を今までに獲得。
○受験数/社会人となった今は