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増改築

HYDE PARK

 世界の主要都市の中でも、抜群に緑が多いロンドン。大小さまざまな緑地が点在する中、合わせると5000エーカーもある歴史ある8つの公園は、今も王室の管理下で運営されている。中でも中心的な存在がハイド・パークとそれに隣接するケンジントン・ガーデンズだ。2つの間には18世紀に建設された人工湖、サーペンタイン湖が悠々と水をたたえて横たわる。その一角には遊泳場もあり、2012年のオリンピックでは、トライアス

暮らしの実験から始まった、成長する家。

 心の住宅街にふと現れる、コンクリート打ち放しの建物。黒いスチールサッシで引き締められた姿は清冽で、築60年以上経つとは、にわかには信じがたい。
 建てられたきっかけは雑誌『モダンリビング』の企画「ケーススタディ・ハウス」だった。このタイトルにピンとくる人も多いはず。そう、1940年代のアメリカ西海岸で始まり、チャールズ&レイ・イームズら錚々たる建築家が参画した実験住宅プロジェクト「ケース・スタデ

藤田雄介/Camp Design inc.

依頼主の祖父自ら設計した、200㎡ほどの木造住宅。その思い入れのある家を、依頼主家族と両親が共に暮らす新たな住まいへ。リノベーションにあたっては、二世帯住宅をニュートラルな空間に設えてくれることを期待し、藤田雄介を選んだという。
「リノベーション前は、一つの建物でありながら長年にわたって増改築が繰り返されてきたため、場所ごとに仕様がまちまちでした。また、親子でインテリアの好みも異なっていたので、全

能作文徳

「“心地よい時間”を確保できる建築をつくりたい」と能作は言う。例えば「高岡のゲストハウス」は富山県高岡市にある彼の実家を改修して住まいとゲストハウスにするもの。周囲の瓦屋根の家並みに合わせ、もとの屋根の瓦で新しい屋根を葺き替える。「街とつながっていることを示したい」。増改築するスペースには障子や欄間を再利用する。モノも人間と同じように時間やプロセスが内在するアクターと見なし、それをネットワークする