
リヨン


毎日の家庭料理から大切なことを学んだ。|土井善晴
料理研究家としてテレビや雑誌などで活躍する土井善晴さん。父の土井勝さんも同じく料理研究家で、家庭料理家の祖と呼ばれている。勝さんは「おふくろの味」ということばを生み、旬のおいしさと家庭料理における日本の伝統的な暮らしの大切さを伝え続け人気を博した人物だ。
「父は子育てに関して放任主義、というより家のことは母任せで、自分は忙しくて構っていられなかったんだと思います。勉強しろとか、仕事を手伝えとか言わ

空港で車は乗り捨て。 あとは自動駐車 ロボットにお任せ。
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名古屋喫茶の魅惑の人気モーニングを新旧織り交ぜて紹介。
名古屋喫茶の王道を行く老舗。
昭和22(1947)年創業。大須本店はつややかな床のウッドブロックや深紅のべっちんのソファ、織部調の緑の壁タイルなど調度品や意匠も魅惑的。市内に全8店舗があり、昭和30~40年代に名駅や栄の地下街の発展に合わせて支店を出店。名古屋の経済発展と歩調を共にしてきた。サンドイッチのテイクアウトをいち早く始め、今でも行列ができるほどの人気。ぷりぷりのエビフライを3本も挟んだ

釈迦から妖怪まで。
怖い妖しい美しい。異界の住人には、ただならぬ引力がある。釈迦や妖怪という、たぶん見たことのないものを描く際に、画家は先達の絵巻や仏画を参照し、想像力フル稼働で勝負した。だからアクも強いし圧も強い。見る者をひきずり込む強烈な魅力を放ちながら、「この人についていっちゃダメ」感も醸し出す。小川芋銭のほのぼのとした生き物は、よく見れば際どい容貌だし、人間の暗部という異界に生きるデロリな、つまり奇妙で濃密で

ぼくは狸七と狸八にしか行かなくなった。
毛ガニやウニを探している場合じゃない。札幌でおいしい時間を過ごすには、まず知らないといけないのが狸小路の7丁目と8丁目だ。1873年から続く商店街の外れには、いまの札幌を感じられる名店がひしめいている。

〈MERCI BAKE〉のブランデーケーキ
フランス菓子を、親しみやすい形に。田代翔太さんはそんな思いで4年前〈MERCI BAKE〉を開いた。古き良き商店街が残る松陰神社前を選んだのも、「町のお菓子屋さんでありたい」から。店頭に並べる菓子も、形はシンプルに、名前はわかりやすくがモットー。その象徴ともいえるのが、大きなパウンド型で焼くブランデーケーキだ。
「金や銀の紙に包まれていたり、色とりどりのドライフルーツが入っていたり。洋菓子屋さん

Gaucher/Lien
生まれ故郷だったり、修業先の地だったり……。ことさら標榜しているわけでないけれど、メニューを開くと、料理を口にすると、その地への料理人の思いがビシビシ伝わってくる。今回は、そんなシェフの郷土愛が個性につながっている、コスパ抜群のフレンチの新店を。

ダンスの起源を遡る金森穣の舞踊哲学。|金森 穣
リハーサルスタジオの空気は見えないベクトルで確実に「ある一点」に集中していた。金森穣が自身の率いるカンパニー、Noismに新作の振付を行うクリエイションの現場だ。「生の火を抱えて」という指示に、懐に空間を保ちながらすり足のような重心でうごめくダンサーたち。アルタイ共和国に伝わるカイ(喉歌)の唸り声が彼らの体を操る呪文のように響く。衣裳デザインにISSEY MIYAKEの宮前義之氏を迎え、創立11