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現代アートから見えてくる、オルタナティブな資本主義の可能性。|長谷川 新 ●インディペンデントキュレーター

『キャンディの“贈与”によって新陳代謝を繰り返すポスト・ミニマリズムの代表的作品。』
自身とパートナーの体重を合わせた重さと同じだけのキャンディが展示され、鑑賞者は自由にそれを持ち帰れる彫刻作品。キャンディは常に補充されるため外見は変わらずとも新陳代謝を起こすように作品は入れ替わる。「愛情さえも商品化されて流通する現代社会の中で、作品の売買ではない純粋な贈与の関係を美術館の中に作り出している。商品

Untitled (1969)|ルチータ・ハルタード

 1920年ベネズエラ生まれの画家、ルチータ・ハルタード。幼少期に移民として米国へ渡り、現在はサンタモニカに住んでいます。描くこと、なんと80年。イサム・ノグチ(1904〜1988)やフリーダ・カーロ(1907〜1954)らとも親交が厚かったというから、その月日を感じさせますね。99歳となった現在も大規模な個展を開くなど、精力的に活動を続けている驚きのお婆ちゃんです。さて、そんな彼女、ちょっと変わ

LGの有機ELテレビから考えるあたらしい居住空間学。

リビングのレイアウトを考えるとき、頭を悩ませるのがテレビの存在。薄型化が進んでいるとはいえ、置き型ならテレビ台が必要だし、壁掛けでもある程度の厚みはあって、その圧迫感は否めない。「でも生活に必要なものだし、そこは目をつぶるか……」となりがちだが、諦めるのは早い。有機ELテレビの世界シェアトップを誇るLGエレクトロニクスが今年6月に発売した〈OLED GX シリーズ〉は壁掛けをした状態での厚さは約2