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先入観や固定概念を覆す美術作品とは。|小瀬村真美

 小瀬村真美が表現する世界のなかには、一見絵画のように見える写真や、写真のように見える映像作品など、先入観を持っていると真実を見誤ってしまうような作品が並ぶ。「日常生活では、わかりやすいということが大切にされますが、日常から離れたアートの世界では、疑問を持つことが大切。それぞれの経験や知識を使ったり、感じたりしたことで、その人なりの答えを出す。それが面白さだと思っています」。答えが一つではないから

SIDEWALK STAND inokashira

中目黒の人気コーヒーショップが昨年6月、井の頭公園駅前に進出。井の頭の環境に合わせて考えたというメニューは、自家焙煎コーヒーと北海道産小麦で作るパン、クラフトビールの三本柱。パンは27歳の若きパン職人が2階の厨房で毎朝焼き上げ、ビールは京都、滋賀、神奈川の3つの蔵元の銘柄を揃える。アメリカーノに自家製オレンジシロップを合わせたアレンジコーヒーは異色のおいしさだ。公園まで数歩の距離で充実のTO GO

GOOD OPEN AIRS myX

 神奈川トヨタが本社ビルで運営する、車のショールームや認定工場も併設するユニークな店舗。販売店でありながら、アウトドア用品の品揃えの良さから、いつの間にか業界内でも一目置かれる存在に。実用性重視の厳しい視点でバイイングされたギアについて、スタッフが的確にアドバイスをしてくれる。“車を中心とした快適なアウトドアライフを!”と提案するだけに、両者を関連づけた商品構成や店舗作りは、キャンパーにとってヒン

とんかつ大関

〈大関〉という店の名前は「横綱」という最上位ではなく、未来に昇格する“のびしろ”を残すという意味から名づけられた。と、店に貼られた“力士カレンダー”を見て、勝手に想像してしまっていた。ところが、レジに立つご主人に、店名の由来を尋ねると「苗字が大関なんだからしょうがないだろう」と早口で言われてしまった。ただし、大関好司さんは昭和9(1934)年、両国生まれ。「本場だからね」とニヤリと笑う。店には、

田中まろ八/揚州商人愛しすぎた男

東京・神奈川・千葉・埼玉で展開する、中華料理店〈揚州商人〉。ここを心底愛する男がいる。本人いわく、昼か夜か夜中のいずれかの時間帯に、ほぼ毎日食べに行くんだとか。初訪問は学生時代。そこで愛の導火線に火がついたけれど、当時はお金がなく、次第に足も遠のいていき……。けれど社会人になり3年目。上司と食べたランチで気持ちは再燃。そこから毎日のように通い、気づけば1ヵ月かからず全メニューを制覇。最近では、場所

泣いて、笑って、抱きしめ合って…。外国での映画作りについて、監督と俳優が語る。

写真家としても活躍する、長谷井宏紀の長編初監督作品『ブランカとギター弾き』は、日本人監督として初めてヴェネチアビエンナーレ、ヴェネチア国際映画祭の出資を得て製作された。長谷井の映画作りの姿勢において多大な影響を与えたという浅野忠信と、映画にかける情熱について語り合った。

Green|週末の時間が好きになる環境を求めて。 どこにいても、庭と緑が感じられる家。

別荘地で知られる神奈川県葉山町。「EAT GOOD」をテーマに食と向き合い、〈麹町カフェ〉などを手がける松浦亜季さんは、4年ほど前、東京都心部の集合住宅から、ここ葉山の家に移り住んだ。決め手はグリーン、緑豊かな環境だった。

 1970年代に宅地開発された葉山町の山あいの一角。家は築42年の木造2階建てで、敷地北側の庭は、町が所有する里山へと直接つながっている。すぐそこに聳える、木々に覆われた崖の

星野道夫の世界観を語る|養老孟司

今もいそいそと虫捕りに出かけ、子供たちを自然のなかへと連れ出す企みを実践する解剖学者・養老孟司。自然への旅を続けた星野道夫の生き方を「人には伝えられないことがある」とわかっていた人のものだったと言う。そしてその表現は、文学が本来持っていた、しかし現在は失われてしまった創造性に満ちたものだったと。
 昔はね、子供が病気で死ぬのは珍しくなかった。子供が死ぬと親は大変なショックを受ける。あの子の人生はな