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ライブ盤で鮮やかに蘇るボーカリスト大滝詠一の唯一無二の魅力。

大滝詠一初のライブ盤『NIAGARA CONCERT '83』は、1983年7月24日に西武球場で行われたライブをCD化したものである。65年の生涯において、数えるほどしかライブを開催しなかった氏のライブ音源とあって、発売されるや否や初回限定盤は品切れ店が続出した。というのも、限定盤には77年6月20日に渋谷公会堂で行われた『THE FIRST NIAGARA TOUR』を収録したドキュメンタリー

徳川ミュージアム館長が語る 新しい関係を育てた、ファンとミュージアム。

関東大震災の時に被災した刀剣は、それまで簡素な木の箱に納めて、収蔵庫に保管していました。被災刀剣でも、二代光圀公所用の《太刀 銘 國宗》のように、水戸黄門のお話で名前が知られた刀以外、ほとんど展示は行っていません。《刀 燭台切光忠》(以下《燭台切光忠》)が現存することはもちろん知っていたし、研究者の方にお見せすることはありましたが、それを展示する対象として考えたことはありませんでした。
 
そんな

幻想小説? いやいや。これはもう 「読むフリークライミング」でしょう。

小説の楽しみにふたつある。「視る」楽しみと「よじ登る」楽しみだ。「視る」楽しみといっても「イメージを喚起する記述のある小説」という意味ではない。小説は筋の構造やできごとの布置、登場人物たちの対立図式を提示したり、発展させたり、ときにはひっくり返してみせたりする。僕たち読者はその模様、パターンの広がりや変化を、小説の頁から距離を取って俯瞰して、わくわくしたり意表を突かれたりする。読んでいるあいだ、つ

素隠居

 岡山県倉敷市にある阿智神社の例大祭では、御神幸の獅子に付き添うようにして、なんともあやしげな、老夫婦の面をつけた若者が練り歩きます。この老夫婦は「素隠居」と呼ばれ、頭がらっきょうに似ていることから、子供たちは「すいんきょ、らっきょう! くそらっきょう!」などとはやし立てます。すると素隠居は、子供たちを追いかけ回し、持っていたうちわで頭を叩いて回ります。頭を叩かれた子供は、賢く健康な子供に育つとい

泣いて、笑って、抱きしめ合って…。外国での映画作りについて、監督と俳優が語る。

写真家としても活躍する、長谷井宏紀の長編初監督作品『ブランカとギター弾き』は、日本人監督として初めてヴェネチアビエンナーレ、ヴェネチア国際映画祭の出資を得て製作された。長谷井の映画作りの姿勢において多大な影響を与えたという浅野忠信と、映画にかける情熱について語り合った。

浅野忠信 普段から宏紀くんとはよく会っていて、この映画を撮る前から話は聞いていたんだよね。だから出来上がりがずっと楽しみだっ

師匠を持てば大丈夫。|水道橋博士

 園子温が彼の著書『非道に生きる』で言ってることでもあるんだけれど、人間、何歳になっても人生のロールモデルが必要なんです。20代のときは30〜40代の、50代になれば60〜70代の、自分の人生が引っ張られる誰かの人生のストーリーを追いかけていたい。“師匠を持つ”という概念に近いと思う。そういう意味で、僕はずっと(ビート)たけしさんを追いかけているんです。それは、ビートたけしのストーリーを記すためで