
建築家・藤森照信さんに聞く、公園のこれまでと未来。
「日本では伝統的に、365日いつでも入れる公園はありませんでした。お屋敷の庭園はたまに開放されても、基本的に個人のもの。お寺の敷地をそのまま公園に読み替えた上野公園や芝公園などが明治の初めにできましたが、土地を整備して誰でも入れるようにした近代的公園は、明治20年代に計画された〈日比谷公園〉が初めてです」。建築史家また建築家として活躍する、藤森照信さんは説明します。
藤森さん
「日本では伝統的に、365日いつでも入れる公園はありませんでした。お屋敷の庭園はたまに開放されても、基本的に個人のもの。お寺の敷地をそのまま公園に読み替えた上野公園や芝公園などが明治の初めにできましたが、土地を整備して誰でも入れるようにした近代的公園は、明治20年代に計画された〈日比谷公園〉が初めてです」。建築史家また建築家として活躍する、藤森照信さんは説明します。
藤森さん
設計/藤森照信+中谷弘志
「全国で空き家が800万軒と報道され、所得構造の二極化が進む現在、リノベーションの着工数が増え、そこから新しい価値観が生まれつつあります」と言う中村拓志。彼が手がけるプロジェクトは新築であっても、リノベーション的な「その場所に残る時間軸をデザインすること」を目指している。
例えば徳島県上勝町で計画中のビール醸造所はカフェなどを併設した施設。この町ではゴミをゼロにする「ゼロ・ウェイスト運動」を展開
3重の壁によって囲まれた人間の居住エリアと、その防衛の拠点として壁から突出して築かれた都市の形態は、近世ヨーロッパにおける戦争都市を思い起こさせます。ルネサンス時代は文化の発達によって知られていますが、オスマン帝国の伸張や都市国家同士の対立、民衆蜂起、疫病など、戦乱の絶えなかった時代でもあります。だから都市の形は戦争のエコノミーによって規定され、当時の建築家たちが残した都市のスケッチは、その輪郭
トンガってるのにほのぼのしてる、前人未到の現代建築をつくり続ける藤森照信氏。荒々しい自然と建築という人工物の接点を探求する氏が、木の魅力と面白さを語る。
建築家が設計した「名作」と呼ばれる住宅は、鉄とガラスとコンクリートの空間をいかに木でつくるか、の格闘の産物でもありました。