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古書店

木から生み出される、 ソリッドで美しい世界。

木でありながら、木のようではない。辻有希の作品には、陶器や鉱物を思わせるソリッドな質感が漂う。皿などの器は至ってシンプル。素っ気ないようでいて、ノミで施された細かいハンドワークに温かみが宿る。家具を作っていたという経験が、機能美を追求したもの作りにつながっているのだろう。近年は空間表現に取り組み、オブジェやモビールも制作。

同じ札幌出身のグラフィックデザイナー・阿部寛文との作品展をドイツで行い、

世界を読み替える、クトゥルー神話の魅力。

人類が登場するはるか以前、地球を支配していたのは異次元から到来した邪悪なる神々だった。異形の姿を持つ邪神たちは、地底や海底で眠りに就きながら、復活の時を虎視眈々と狙っている。「クトゥルー神話」とは、こうした壮大な世界観のもとに創作された複数の作家たちによるフィクションの総称だ。その起点となったのは、アメリカの怪奇小説家H・P・ラヴクラフトが1920年代から30年代にかけて執筆した作品。彼の死後、多

本を読む人の頭の中まで覗けてしまう面白さ。

「2003年、高校2年で立ち上げたネット古書店が始まりです」と店主の竹田信弥さん。その後は東京・白山に実店舗を構え、15年に赤坂へ。辻原登や岡和田晃といった小説家や評論家をセレクターに選書棚も展開、人文科学の品揃えに力を入れている。

『「百年の孤独」を代わりに読む』は2018年、竹田さんが感銘を受けた同人誌。「一見、南米文学の傑作を解説するようで、なぜかドラマや映画の話題が多く登場します」。例え

光の当たる人たちの恋愛に あまり興味が持てなかった。| 黒木 華 (女優)

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』で、読んでない本などないような、驚くべき本の知識を持つ古書店店主に扮した黒木華さん。では映画に関して、黒木さん自身はー

「観てない映画はいろいろあるので、今回何を挙げようか悩んだんですけど、一つ挙げるとしたら『ブルーバレンタイン』です。実は、恋愛映画をあまり観てこなくて、どちらかというと避けてきたんです。それでもこれはいいから、失恋経験のある人ならすごくわかるから

漢聲巷門市

台湾と中国の伝統文化を伝える雑誌『漢聲』では、あえて1冊にかける予算や制作期間を定めていない。取材対象と向き合うためなら編集者が数年単位で移住することもある。10年(!)の歳月を経て完成した泥人形特集では、職人が途絶えても技術は残るよう、全制作工程を写真で細かく紹介。ろうけつ染め特集は、職人が染めた美しい外箱装丁でそれ自体が作品となっているし、凧作りの特集では歌で模様を伝承する様子を、歌詞の全文掲

あるわ、あるわ、変態タイトルが続々。

 一昨年、駐日アイスランド大使館後援で、ドキュメンタリー『最後の1本』が公開された。最後の1本、は死ぬ間際の煙草でもなく、有名監督の最後の映画というわけでもない。副題にこうあったからだ。『〜ペニス博物館の珍コレクション〜』。哺乳類のペニスをことごとく収集した私設博物館にないものはただひとつ、ニンゲンのそれであった、そこで最後の1本として……。
 江戸春画のとてつもない誇張によって、日本人のペニス・