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25日

日本では約20年ぶりのアルヴァ・アアルト回顧展。

積層合板の丸い座面に、バーチの無垢材を加工して作った3本脚を付けた、かの有名な丸椅子「スツール60」。アルヴァ・アアルト(1898〜1976)の家具は大量生産を念頭に規格化された「部品」を組み上げて作られ、ある意味単純で色気がないようにも見えるが、それゆえか、今から80年以上も前に作られた丸椅子はじめ、現代の生活空間においても普遍的な魅力を保ち、時代に取り残されないデザイン強度を保ち続けている。

DAY3:美術館をめぐり歩き 札幌のヘソに戻る。

彫刻家のモダンな自邸を、故人の気配さえ残し美術館へ転生させた 

〈本郷新記念札幌彫刻美術館〉 は、アートと建築の関係がすこぶるフェアだ。ハンバーガーでいったらパテとバンズの関係というか、作品と箱、どちらが勝るでも劣るでもなく等身大の潔い空間を保っている。じっくり作品を味わえたのもきっとそのせいだ。「街で本郷のブロンズはよく目にしていたけれど、石膏原型を観ると感じ取れるものが飛躍的に増えるね」と感

なかなか生では見られない、竹内まりやが歌ってギターを弾く姿を劇場で堪能できる。

10月にシングル「小さな願い/今を生きよう(Seize the Day)」を発表し、11月25日に、デビューアルバム『Beginning』発表から、40周年を迎えた竹内まりや。アニバーサリーイヤーのキックオフ企画として、2000年以降に開催した3度のツアーから、演奏を抜粋、本人のコメントやプロデューサーで夫でもある山下達郎のコメントなどを含めて編集した映画『souvenir the movie~M

喫茶YOU|片岡愛之助

〈喫茶YOU〉を推薦するのはありきたりかなと躊躇したほど、諸先輩からも代々愛されている歌舞伎関係者御用達の喫茶店です。歌舞伎座と共にあると言っても過言ではないようなこの喫茶店は、楽屋への出前はもちろん、舞台の合間の休憩にも重宝されています。僕も、子役時代に先生に連れていってもらってから20年以上は通い続けていることになりますね。昔は紅茶しか飲めなかったのですが、現場で温かいコーヒーをいただくように

2・26事件の夜に、僕は仕込まれたんですよね(笑)。|里見浩太朗

生まれは東京です。新聞や雑誌には富士宮市と書かれますが、渋谷の道玄坂の病院で生まれたらしく。よちよち歩きのときに、パレスホテル近くのお堀で水鳥を見た記憶があります。親父は近衛連隊の憲兵で早くに戦死しましたが、昭和11(1936)年の2・26事件の時、若手将校に不穏な動きがあると憲兵は察していて、2ヵ月ほど親父は帰ってこなかった。たまたま25日が休みで、久しぶりに帰ってきたんです。それで夫婦の営みが

衝動と客観性を持つハイブリッドな芸術家。|小袋成彬

 音楽業界で裏方として活動していた小袋成彬のソロデビュー。世に出るべくして出た才能という形容がぴったりに思えるが、彼は自らを「生粋の音楽家ではない」と評する。「僕は孤独な芸術家に憧れているタイプの社会人」。聞けば、高校野球に熱中した時代や、就職活動の経験もあるという。冷静で客観的な経営者という立場でいることも、自らの内面を音楽という形で表現することもできるバランス感覚の持ち主。相反するように思える

BOVET

近年、上質な仕上げと複雑機構とで、かつての名声を取り戻したスイス・フルリエの古参は今年、精緻にして美しい天文時計を発表した。透明プレートに置いたトゥールビヨンは、まるで宙に浮いているかのよう。その上には天空図を描いたサファイアガラスのドームが、複雑なメカを透かして鎮座する。いま見える星を囲むフレームを、時針としたアイデアが巧妙。両脇にはレトログラード分針やムーンフェイズ、均時差表示を従える。さらに

逮捕事件までもポップ曲に昇華したジョージ・マイケル。

昨年(2016年)は衝撃的な訃報が多い年でした。デヴィッド・ボウイ、モーリス・ホワイト、グレン・フライ、そして、たとえ80歳になってもピカソのように精力的に活動していると信じてやまなかった多作家プリンス……。マイケル・ジャクソンの「ロック・ウィズ・ユー」の作者で、尊敬するロッド・テンパートンの逝去もショックでした。そして12月25日。僕の最大のヒーロー、ジョージ・マイケルまでも……。しかし、これは