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家具デザイナー

ゼスティ・マイヤーズさんに聞くブラジル・モダンのこれから。

誰あろう彼こそ、ブラジル・モダンを世界に広めた立役者なのである。

ゼスティが共同代表を務めるNYの〈R・アンド・カンパニー〉は、イームズをはじめとする米ミッドセンチュリーの選り抜きを長年にわたり紹介してきたデザインギャラリーだ。その彼らがブラジル家具を展示し、「ブラジルにもミッドセンチュリーが?」とインテリア好きを驚かせたのは2000年代初めのこと。その後04年のセルジオ・ロドリゲス展を筆頭に、

名作は次々と復刻されています。

欧米を中心に人気が高まり、ヴィンテージ市場でも価格が高騰しているブラジルのミッドセンチュリー家具。でも、心配することなかれ。本国ではちゃんと名作家具の復刻が進んでいる。ブラジル・サンパウロに拠点を持つ〈エテル〉は、1988年に女性家具デザイナーのエテル・カルモナが設立したブランド。活動当初から森林保護への関心が高く、ブラジルの家具メーカーとして初めて森林認証マーク「FSC」を取得。ワシントン条約に

ブラジル・モダンの金字塔、リナ・ボ・バルディのガラスの家。

近くで見ると予想以上に大きいボリュームには、ここで暮らした建築家の大胆な姿勢が感じられる。ピロティに潜り階段を上ると、内部には豊潤な世界が広がっている。ここは、建築家リナ・ボ・バルディが1951年に設計した〈ガラスの家〉だ。

リナが設計した住宅で現存するのはたった2軒。リナは「一般の人々のために仕事がしたい」と、次第に公共建築のみを手がけるようになったためだ。そのうちの一軒が、第1作で自邸の本作

ものの個性を生かして飾る、壁収納。

 大阪のセレクトショップ〈dieci〉のオーナー田丸祥一さんと堀あづささん夫妻の自宅は、1970年代竣工のヴィンテージマンション。そのリビングでひときわ存在感を放つのは、壁一面に設えられたオープンキャビネットだ。壁と棚にまつわるこんなエピソードがある。
 今からおよそ20年ほど前、海外の雑誌で目にした、壁に棚板だけが付いたローズウッドの飾り棚。一目惚れした2人は、同じものを作ろうと決意。しかし、棚

Butterfly Chair|バタフライチェア (1958)

どの角度から見ても木の美しさを表現できるように考えられた、成形合板の椅子。家具デザイナーのルシアン・アーコラーニが英国で創業したアーコール社の名作。家具には向かないとされていた堅いニレ材を、高い技術と手仕事でもって成形合板とし、有機的なカーブを描く椅子に仕立てている。軽くしなる背面と湾曲した座面が体を包み込む造形は、その後の北欧家具にも大きな影響を与えた。

Pirkka Chair|ピルッカチェア (1955)

座ってよし、飾ってよし。アアルトやコルビュジエ、ミースなど多くの巨匠に師事したフィンランドの家具デザイナー、イルマリ・タピオヴァーラの名作。2枚の厚板をダボ組みで繋いだ座面と、小枝が広がるような脚のデザインが特徴。脚の付け根を枝分かれさせて3点で支えることにより、重量の負荷を分散させ、構造上の強度も高めている。コンパクトで軽量だが、座った時の安定感は見事。