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家具デザイナー

ものの個性を生かして飾る、壁収納。

 大阪のセレクトショップ〈dieci〉のオーナー田丸祥一さんと堀あづささん夫妻の自宅は、1970年代竣工のヴィンテージマンション。そのリビングでひときわ存在感を放つのは、壁一面に設えられたオープンキャビネットだ。壁と棚にまつわるこんなエピソードがある。
 今からおよそ20年ほど前、海外の雑誌で目にした、壁に棚板だけが付いたローズウッドの飾り棚。一目惚れした2人は、同じものを作ろうと決意。しかし、棚

Butterfly Chair|バタフライチェア (1958)

どの角度から見ても木の美しさを表現できるように考えられた、成形合板の椅子。家具デザイナーのルシアン・アーコラーニが英国で創業したアーコール社の名作。家具には向かないとされていた堅いニレ材を、高い技術と手仕事でもって成形合板とし、有機的なカーブを描く椅子に仕立てている。軽くしなる背面と湾曲した座面が体を包み込む造形は、その後の北欧家具にも大きな影響を与えた。