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21日

【経堂に魔がすむ。】経堂に颯爽と現れた南インド料理。

 前回の湖南料理の店「香辣里」は、あの発酵中華のすっぱ辛さが癖になり、取材後すでに、2回もリピートした。なんでか知らないけど、短期間に何度も行くとなんとなく「また来ちまいました、ぐへへ」というような卑屈な気持ちになるのだが、今回もすでにそうなってしまいそうな気持満載である。

 なにしろ今回訪ねる南インド料理屋「フードタイム」は、私が疲れたとき酸素カプセルに入りに行き、そして「やしげる」という強烈

ビッグメゾンも熱視線。触覚的なスティル・ライフ。

 シェルテンス&アベネスは、公私ともにパートナーであるモーリス・シェルテンスとリースベス・アベネスによるアーティストユニットだ。雑誌のエディトリアルから、エルメスやメゾン・マルジェラ、バレンシアガといった世界中のブランドとのコミッションワークまでを手がけ、オランダのファッションフォトシーンを牽引するカップルとして知られている。

 2001年の結成以来、静物をモチーフとしたコンセプチュアルな写真作

【感動、発酵中華】発酵、燻製、ハーブからなる三重奏。

 中華にはなんとなく食指が動かずにいた。中華屋のない町などほとんど行ったことがないし、コンビニに行けば『焦がしにんにくのマー油と葱油が香る ザ★チャーハン』なんて、普通の中華屋で食うよりよっぽどうまい、いや、世界一うまい(当社比)チャーハンが冷食で安価に手に入ったり、料理との距離が身近すぎて、つまらない、なんて思っていたからだ。が、この連載を始めて中華に対する意識が変わった。あまりにも世界の料理に

時代に反逆し続けたプリンスが教えてくれたこと。

 プリンスが2016年4月21日に亡くなって3年。誕生日が6月7日(生きていたら今年61歳)ということもあり、春には追悼イベント、セレブレーション、リリースが多くて。個人的トピックは、4月に一時は約40万円まで高騰した幻のカセットテープ『ヴェルサーチ・エクスペリエンス』がリリースされたこと(ライナーノーツは、僕が担当)。予約時点でほぼ完売の大人気で(もともとはショーのみで配布された非売品)。

 

眼鏡|大杉隼平

「父が急死してテレビを観なくなっていました。でも死後に放映された『アナザースカイ』を観て、父の“66歳でも希望がある”という言葉に救われたんです。僕は今36歳。まだまだ希望を持たなきゃいけないって思えました。茶フレームのアンバレンタインの眼鏡はその時に父が着けていたもの。これを掛けるとその言葉を思い出して、頑張ろうって思えます」
 
父は昨年この世を去った名俳優、大杉漣。一方息子の大杉隼平さんは様

水木しげるの世界を近未来に変換すると?|前川知大

 超常的な世界を、日常の地続きに描く衝撃作を創出する劇作家・演出家の前川知大。約2年かけて水木しげるの作品、人生を徹底研究。水木イズムをちりばめたオリジナル舞台『ゲゲゲの先生へ』を上演する。「水木先生は、妖怪など、目に見えないものをないものとする合理主義の社会を批判していました。人生は屁みたいなもの、とも。戦争体験ほか、先生の壮絶な人生がその語り口に大きな影響を与えています」。平成60年という設定

野性の身体性を揺さぶる、いにしえのアジアの響き。

 日本初の劇場専属カンパニーとして設立10周年を迎えたNoism。その記念公演『カルメン』で、金森穣の構成・演出の力に改めて舌を巻いた。舞踊家たちの鍛え抜かれた肉体を媒介に表現されるその身体言語のボキャブラリーに底知れない可能性を感じたのだ。
「劇的舞踊と呼んでいる物語性の強い作品では、制約でがんじがらめの中、むしろあらゆるツールを総動員して盛り込んでいます。一つ作ると自己否定したくなり、もっとい