
岐阜県


『ひょうたん』●岐阜・岐阜|親子3人の連携プレーが温かい味わいを生み出す。

『MATOYA』日本やトロントの若手が作るアートと日常をつなぐ器。
釉の色を探求しながら、岐阜県土岐市で作陶を続ける梅本勇。溶け合う色はまるで一枚の絵画を見ているよう。一見、繊細に見えるが手にするとどっしりと安定感があり、日常使いにも適している。2,640円(税込み)。

ものが持つ、背景のストーリーも含めて、思いの込められた手仕事の品を日常的に使う。|成瀬洋平 ●イラストレーター

仕事のメモも子供の絵日記も、色鉛筆で。 いつでも持ち歩いている函入りセット。|菊池亜希子 ●モデル、女優

望月昭秀 × 井浦 新|幕末・明治の知られざる放浪の絵師の魅力を、縄文好きの2人が語り合う。

【いつか行きたい、ニッポンの祭り】ダンスミュージックを求め、世界中を旅する音楽ライター・大石始が解説する。
ぼくはここ10年ほど、音楽ライターとして活動する一方で、日本各地の盆踊りや祭りを巡っている。各地を訪れるたびに「日本列島にはこれほどまでに豊かな音楽文化が息づいていたのか」と驚かされてばかりいる。会場の熱狂をコントロールする音頭取り。タイトなグルーヴを叩き出す太鼓奏者。そこでは踊り手たちが踏み鳴らすステップでさえもグルーヴの構成要素となる。
だが、盆踊りや祭りに渦巻く音楽的なおもしろさは、案外音

葉月(八月)『祭り』
7月中旬から9月上旬の三十数夜にわたって催される、400年以上の歴史ある盆踊り。八幡町の市街地で一晩ごとに会場を移し、地元の人の輪に観光客も入って一緒に踊る。クライマックスは、8月13日~16日の『徹夜おどり』。お盆の4日間は夜明けまで踊り続ける。●岐阜県郡上市☎0575・67・1771(郡上八幡観光協会)

TOKYOメイドの日用品。
江戸の頃から東京は職人の街。今でも下町を中心に手仕事の技術を踏襲したモノ作りの伝統が生きている。使い勝手を考えたシンプルなデザインが東京生まれの日用品の特徴だ。審美眼に長けた選者2人による逸品図鑑。
『選んだ人』
日野明子 ●クラフトバイヤー
大谷優依 ●インテリアスタイリスト

高さよりも、〝濃さ〟で山を探求する。【低山トラベラー】大内 征
標高1000m以下の山=低山を集中的に登り、魅力を世に伝える。頂を目指すだけではない思い思いの楽しみ方ができることが醍醐味だとする大内氏は、各地の低山に点在する戦国時代の痕跡を辿ることにのめり込んだ。特にシビれたのは、司馬遼太郎の『関ヶ原』にも登場した岐阜県の南宮山。ここに陣を張った毛利秀元が東軍を迎え討つ光景を思い描くと同時に、自分なりの戦い方まで妄想したという。これまで500座以上の山に登る