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ランドスケープ

セオリーと思い込みを捨てよ、町へ出よう。食事に寄り添うコーヒーを選ぶ旅へ。

コーヒーと恋愛が共にあればいい。そう歌ったのはサニーデイ・サービスの曽我部恵一だが、たしかにコーヒーは何かと共にあるほうが嬉しい。

でもそれなのに、「サードウェイヴ」という言葉が世の中に蔓延すると、それまで以上にコーヒーは単体の味として追求されるようになった。もちろんコーヒーがどんどん美味しくなっていくのは喜ばしいことである。とはいえ、例えばランチタイムのサービスに付いてくる「食後のコーヒー」が

機械で淹れても印象に残るものを。

尾道に行けば必ず寄るというオオヤさんのお気に入りの店。ベースはフレンチと言えないこともないけれど、レバノン料理だったり北タイの料理だったり、なにか閃くものがあれば取り込んでいくので、なかなか一言では言い切れないメニューである。でも自然派ワインとともに楽しむには、ちょっと異国のスパイスが香るこれらの料理はとても合う。ワインがあればコーヒーは要らないんじゃないかと、オオヤさんまでもが言う店には、どんな

多忙なら簡単に淹れて美味しい豆。

南インド料理の後に飲むものは、チャイであることがほとんどだ。須田竜くんが都内の南インド料理店を独立して、自分の店を持ってからしばらくした頃に、モーニング営業を始めたと聞いた。インドのモーニングセットってなんだろう? 興味津々で行ってみたら、パンとインドの惣菜数品、そして飲み物はコーヒーだった。しかもオオヤさんが焙煎した豆を使っているという。どうやら知人から国立に面白い南インド料理店があると教えても

豆の品種より焙煎度を先に決める。

日本酒を飲んだ後にコーヒーを飲みたくなる人はいるだろうか。ぼくの最近いちばんのお気に入りである店の名は〈シュガー〉。佐藤さんご夫妻の店だからシュガー。その後に「Sake & Coffee」と続く。オオヤさんに話したら知らないと言うので、ひと月ほど前に2人で出かけた。その時は鰤の漬けや羊肉の水餃子、津軽ふうのラーメンなど、そして最後にいぶりがっこと干柿のクリームチーズ和えを頼んだ。オオヤさんはこの和

DAY2:南のサンクチュアリを訪ね 北の遠近感に遊ぶ日。

〈さっぽろテレビ塔〉 前で待ち合わせ。東豊線で南下する車窓から町並みを眺め「僕が住んでた頃は三角屋根の家しかなかったけれど、今は平らな屋根が多いよね」と先輩。そしてこれから見学する 〈上遠野徹 自邸〉 はその極みだ。北の地へモダニズムを根付かせたキーマンは既にこの世を去っているが、建築事務所を継がれた子息・上遠野克さん家族がここを守り、全国から訪れる建築家の卵に勇気と学びを与える、いわばサンクチュ

大仏、モアイ、ストーンヘンジ。 ANDOファンの外国人観光客の聖地が 南区の山腹にある⁉

地下鉄南北線の南の終点・真駒内駅を出ると、札幌五輪公式時計の時計塔の隣にタクシー乗り場がある。「滝野に行く外国人、増えてるそうですが」「最近多いよ。ダイブツ目当てだね」。真駒内からタクシーで20分、ゴルフ場を越え、山道をどんどん登っていくと、やがてその大仏は現れる。ただし頭だけ。

以前は平地に置かれていた石像大仏。その巨大な大仏を、ラベンダーの丘で覆った「頭大仏殿」は、建築家の安藤忠雄の設計だ。

ブラジルの大自然のなかで養った、天性のもの作りの才能。

ブラジル中東部の都市、ベルモンテの医師のもとに生まれる。海と森に挟まれたエリアに住んでいたため、幼少期は自然と戯れながら暮らしていたという。基本的なデッサンは学んだが、ほぼ独学でさまざまなものを作り出すスキルを身につけていく。1940年代に入ると成形合板の技術も習得し、著名建築家のための建築模型作りの仕事をするようになる。同時期にランドスケープデザインや鍛鉄による家具製造も行っていた。一度はブラジ

ミッドセンチュリーに影響された、 同世代の作家とのモノ作りが楽しい。

ミッドセンチュリーの家具に興味を持ったのは、大学の授業でイームズを知った時。その頃、猫脚やアールデコの家具を扱うアンティーク屋でバイトしていたのでカラフルで軽そうな椅子がとても新しく見えました。卒業後、1995年に出た『ブルータス』のイームズ特集に掲載されていた青山の〈モダンエイジギャラリー〉で働き始めます。ここでアメリカはじめ各国のミッドセンチュリー期の上質なヴィンテージ家具をたくさん知ることが