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サードウェーブ

『GP Coffee Roaster』●東京/初台

地元・神戸のカフェでのバイト経験をきっかけに、焙煎士を志した実豪介さん。東京のサードウェーブコーヒー店に惹かれて上京するも、修業先は深煎りを得意とする横浜〈BlueDOOR Coffee〉だった。「神戸で親しんだ味に似ていたから。いい豆を深く煎った時のキャラメルのような甘味が好きなんです」。大正時代の喫茶文化への憧れが生んだのが「浪漫ブレンド」。ロブスター種の豆の飾らない苦さが郷愁を誘う。「季節ブ

最先端のコーヒーキュレーター、ロサンゼルス・ コーヒー・クラブ。

ロサンゼルス都市圏の焙煎家を毎週キュレーションし、フレッシュなコーヒー豆をメンバーの自宅やオフィスに届ける〈LA COFFEE CLUB〉。卸専門の小さなロースターから、カフェに焙煎所を併設したロースタリーカフェを持つブランドまで、これまでフィーチャーしてきたロースターや焙煎家は60軒以上を数える。その〈LA COFFEE CLUB〉のアダムに、現在のロサンゼルスのコーヒーシーンについて聞いてみた

ヘアー・ベンダー

サードウェーブを牽引した1999年創業のポートランドのロースタリーカフェ。コーヒーのクオリティコントロールはもちろん、音楽やアートとクロスオーバーする場として世界中から人を集めながら、ローカルに根ざすあり方もシーンにインパクトを与えた。エスプレッソ用の「ヘアー・ベンダー」は店の味の基軸。「ミルクチョコのようなコクと甘味が特徴でハンドドリップでもおいしく飲める。砂糖、ミルクと好相性(加藤)。226g

フラワーチャイルド

2000年代のニューヨークでバリスタ修業をし、09年東京に店を開いた田中勝幸さんは、日本におけるサードウェーブカルチャーの第一人者。当時、焙煎から抽出、サービスまでを1人で行うスタイルは、コーヒー業界に大きなインパクトを与えた。契約農園の豆で作る「フラワーチャイルド」は、開業時からのハウスブレンド。「ビターチョコレートのようなしっかりとしたコクが特徴。エスプレッソはもちろん、フレンチプレスやハンド

マンデリン

京都で20年、深煎り、ネルドリップを基本としながら、サードウェーブ以降のシーンでも存在感を示し続けるオオヤミノルさん(p.16)。豆選びからの全段階で独自の方法論を実践し“クラシック”をアップデートし続ける。日本の喫茶文化とも馴染みが深いマンデリンも透明感のあるきれいな味わいに。「中深煎りの香ばしさの中にマンゴーのような果実味とバニラやカラメルを思わせる甘味とコクが広がる」(加藤)。200g 1,

SINGLE O JAPAN(東京/両国)

シドニーのサードウェーブコーヒーを牽引する〈Single O〉で6年のキャリアを積んだ山本酉さんは、唯一、他国に支店を出すことを許された焙煎士。工務店だった倉庫を改装し焙煎所を構えた。本国のバイヤーが仕入れる最高品質の豆が世界中から届けられ、焙煎方法も本国と共有。2017年にはテイスティングバーを併設した。エアロプレス選手権で世界2位に輝いたバリスタの成沢勇佑さんが淹れるコーヒーを目の前で味わえる

次世代バリスタ&ベイカーのコーヒーショップが新潟に登場。

「オープン前から地元の注目の的だった」。町を歩くとそんな声がたくさん聞こえてきた。〈dAbCOFFEE STORE〉店主の小林大地さんは東京・代々木公園にある〈Little Nap COFFEE STAND〉に4年間勤め、地元・新潟に帰郷し独立。パートナーの海渕玲子さんは焼き菓子担当で、東京・西原の〈PADDLERS COFFEE〉に勤めていた看板娘。2人は共に、東京のサードウェーブコーヒーを牽引

MELBOURNE

果実としてのコーヒーに注目し、素材そのものが持つ味をいかに引き出すのかという点にフォーカスしたサードウェーブは、アメリカ西海岸から海を渡り、オーストラリアの南部で独自の進化を遂げる。メルボルン。1950年代にイタリアやギリシャから多くの人々が移り住んだこの街に届いた波は、深く根づいたエスプレッソ文化と相まって、日々に溶け込むコーヒーを育んでいった。爽やかで、軽やかで。でも、芯のあるコーヒーの街。多