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バンド・デシネ

なるか、一念勃起、バンド・デシネ復興。

 バンド・デシネ、このフランスの漫画ジャンルはアートのジャンルでもあって、たとえばバンド・デシネ漫画家、映画監督でもあるエンキ・ビラルはルーブル美術館と組んで、『ルーブルの亡霊』展を美術館内部で展開したりするわけです。
 このところ、わが国ではちょうどバンド・デシネに多くの原作を提供してきたアレハンドロ・ホドロフスキーの来日もあって、また若手の研究家・翻訳家の俊英、原正人氏の尽力もあって、メビウス

奇才85歳にして、再び映画の表舞台へ。|アレハンドロ・ホドロフスキー

『猫の目』(メビウス画)に始まったバンド・デシネ(漫画)への原作の提供、サイコ・マジックというセラピー活動、マルセイユ・タロットの研究・普及は活発に行ったが、ここ20年近くホドロフスキーは肝心の映画は撮れないままであった。しかし、ドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』が事態を激変させ、運(製作者ミシェル・セドゥとの仲直り)と金(製作費)が突然降ってきたのである。そして驚くべき自伝的新作『リア

フランス漫画界のエースに日本のオタクも脱帽!?

 プールで出会った女の子に惹かれる、主人公の心情の移り変わりを美しい色彩で描いた『塩素の味』で第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の新人賞に選ばれたBD(バンド・デシネ=フランス語圏の漫画)作家バスティアン・ヴィヴェス。幼い頃から日本の漫画やアニメに触れ続け、さらにフィギュアコレクターという顔も持つ。パリの自宅には、フィギュア(その数2000以上)専用のコレクションルームまであるという。
「中

悪場所で採取してきた、ベルヴィル・ノワール。

 ぎりぎり自炊ですませるという今回の長旅で、拠点としたアパルトマンは、パリのベルヴィルです。前回は新興オシャレ地区のマレで、ピカソ美術館の側、どこへ行くにも便利でしたが、今回はガラッと変わりました。あの名作映画『赤い風船』の舞台となった場所、アニメ『ベルヴィル・ランデブー』の三つ子のオバアサンが生まれ育ったヴィル(街)、あるいは、シャンソンの不世出の名花、エディット・ピアフの生地近く、と説明できま