キーワード

再利用

「アーディザナル」とはクラフツマンシップに根ざしたもの。

初の「アーティザナル」メンズショーの発表とともにローンチされた、メゾン マルジェラが発信するPodcast。
'THE MEMORY OF...With John Galliano'と題したこのPodcastシリーズより、本誌では掲載しきれなかった、ジョン・ガリアーノが語る「アーティザナル」メンズコレクションのエピソードの和訳全文を掲載。

'THE MEMORY OF...With John G

MELBOURNE

果実としてのコーヒーに注目し、素材そのものが持つ味をいかに引き出すのかという点にフォーカスしたサードウェーブは、アメリカ西海岸から海を渡り、オーストラリアの南部で独自の進化を遂げる。メルボルン。1950年代にイタリアやギリシャから多くの人々が移り住んだこの街に届いた波は、深く根づいたエスプレッソ文化と相まって、日々に溶け込むコーヒーを育んでいった。爽やかで、軽やかで。でも、芯のあるコーヒーの街。多

ZIP

 多国籍でクリエイティブな若者が集まる注目のノイケルン地区に昨年の夏、オープンしたカフェ〈ZIP〉。
ガラス瓶で料理をサーブするというユニークなスタイルが地元にすっかり定着し、観光客や、新たにベルリンに移り住んだ人たちの間でも話題になっている。
 オーナーのアレクサンダー・プラールさんは25年間レストラン業に携わってきたが、多くのカフェの朝ご飯に工夫がないことに気づく。そこで、ユニークな朝食のスタ

Restlos Glucklich / Berlin

年間1,800万トンの食品がゴミとなるドイツ。コペンハーゲンで売れなくなった食材を使って料理をするレストランがあるのを知り、ベルリンでの実現に有志が集まり、2015年にクラウドファンディングでスタートしたのが、非営利団体〈レストロース・グリュックリッヒ(残さずに幸せ)〉だ。オーガニックスーパーや食品メーカーから売れなくなった食材や賞味期限切れの商品をもらい、料理する。運営は教育、イベント、レストラ

Sailbags Maui

 パッチワークのカラフルなビーチバッグブランド〈セイルバッグ・マウイ〉で使用されるマテリアルはその名の通り「帆」。ここマウイこそが「聖地」として知られるウィンドサーフィンやカイトボーディングのセイルを再利用して作られる、軽量で丈夫な手作りバッグだ。その制作を担うジェリ・エマタは実は2代目オーナー。
「前オーナーが島を離れることになって、“後継者を探しています”とウェブサイトで呼びかけていたの。それ

能作文徳

「“心地よい時間”を確保できる建築をつくりたい」と能作は言う。例えば「高岡のゲストハウス」は富山県高岡市にある彼の実家を改修して住まいとゲストハウスにするもの。周囲の瓦屋根の家並みに合わせ、もとの屋根の瓦で新しい屋根を葺き替える。「街とつながっていることを示したい」。増改築するスペースには障子や欄間を再利用する。モノも人間と同じように時間やプロセスが内在するアクターと見なし、それをネットワークする

新しい空間づくり 空間は何を手がかりに生まれるのか。|中村拓志

「全国で空き家が800万軒と報道され、所得構造の二極化が進む現在、リノベーションの着工数が増え、そこから新しい価値観が生まれつつあります」と言う中村拓志。彼が手がけるプロジェクトは新築であっても、リノベーション的な「その場所に残る時間軸をデザインすること」を目指している。
 例えば徳島県上勝町で計画中のビール醸造所はカフェなどを併設した施設。この町ではゴミをゼロにする「ゼロ・ウェイスト運動」を展開

西洋の古楽器を作りながら、築150年の古民家に暮らす。

 東に水田と麦畑が広がり、西には鬱蒼とした森と竹林。いまだ縄文時代の生態系が残る静かな山里で、築150年の古民家に暮らしているのが、松本公博さんの家族。ルネサンス期の弦楽器や中世の竹製楽器など、今は絶えてしまった「古楽器」を復元製作するのが生業だ。敷地内の工房には、ウクレレの原形となった15世紀の4コースギターや竹のリコーダーなど、製作途中の古楽器が並んでいる。「この40年間ずっと、古くて新しい音