
再利用


誰かを助ける日用品。
沖縄・読谷村にある工房で職人の手仕事から生まれるグラスは100%廃ガラスが原料。ぽってりとした厚みがおおらか。「島という限られた原材料流通の背景の中から生まれた、持続可能なガラス産業です。沖縄地産の泡盛をロックで飲みたいですね」(相馬)。φ約8×H約7㎝ 各1,700円(ゆいまーる沖縄本店☎098・882・6995)

三上嘉啓 ●プロダクトデザイナー|デザインを通して地場産業を活性化させる。
靱公園に隣接するシェアスタジオを拠点に活動する、三上嘉啓。大阪の老舗メーカー〈阪和ホーロー〉による日用品のレーベル〈ovject〉や、オーディオブランド〈NUARL〉を手がける。デザインだけでなく、コンセプトメイキングやブランディングにも深く携わっている。昨年、和紙のプロジェクト「WASHI WATASHI」を仲間と共に立ち上げた。日本各地に点在する和紙工房と様々な分野で活動するクリエイターとを

名建築で辿る、大阪の100年史。
味のあるレトロビルから最新の建築まで、なぜ大阪にはさまざまな年代の名建築が存在しているのだろう? 建築史家の倉方俊輔さんに教えてもらった、都市構造と、近現代の名建築から見える、大阪の100年史。
*
大阪はカオティックな街だと思われがちですが、都市構造は明快です。ベースは豊臣秀吉による碁盤の目状の街割でした。近代に入り、政治、産業、交通手段の変化に合わせて新たな建築が造られ、街の造りも変化し

taishoji|歴史ある日本家屋を、 食を軸とした文化発信の場に。
肥後藩主・細川家の菩提寺であった泰勝寺。ここに大正時代に建てられた築100年余りの日本家屋がある。陶芸家の細川護光さんと料理家の細川亜衣さん夫妻が、この家屋の改装に着手したのは2015年のことだ。
「私の幼い頃は、よくこの家でお茶会やお花見をやって、数百人のお客様がいらっしゃっていました」と護光さん。
「でも、人が住まなくなると訪れる人もなくなり、すっかり寂しい空き家となっていたんです」

気になる疑問に コンシェルジュが回答。ホテルの常識・非常識。
値段のこと、滞在中のルール&マナー、サービスの利用法、持って帰っていいアメニティのボーダーラインなど、一流ホテルにまつわる素朴な疑問を、現役コンシェルジュにぶつけてみました。憧れの場所での贅沢な宿泊が、よりスムーズに楽しく過ごせること間違いなし。
答える人 中村勇介●〈ヒルトン東京〉チーフコンシェルジュ

アコギとエレキがセッション?
アコースティックギターとエレキギターを兼ねた革命的な一本が〈フェンダー〉から登場。モッドノブやヴォイスセレクターを切り替えるだけの簡単な操作で音色を自在にブレンドし新しいサウンドを作ることが可能だ。伝統的なテレキャスターシェイプにコンター加工を施したボディはアコースティックの定番、マホガニー素材を使用。豊富な5色展開。ギター270,000円(フェンダー/フェンダーミュージック☎0120・1946・

スニーカーが壊れた! レストアorカスタム、どっちを選ぶ?
ィンテージスニーカー好きの誰もが助けを求めるシューズ界の名医、千葉の〈ライム〉は街のクイックリペアとは違い、オリジナル重視のレストア術に絶大な支持を得ている。加水分解や着用による劣化などの問題を解決するため、時には海外から当時のソールを取り寄せたり、ないパーツならオリジナルに忠実に自主製作するほど。複雑な機能シューズでない限り、どんな傷みでも元のあるべき姿に戻すことができるというその技術を探った。

パリ初の試み、 廃墟と化した駐車場を 野菜栽培のファームに。
1.廃墟と化したパーキングを再利用した農地。
2.光量が少なくても育つ野菜を選んで、栽培。
3.取引先は自転車配達で15分以内のところのみ。

古着は世界を駆け巡る!
昨年末に、原宿に出店した古着屋〈西海岸ANCHOR〉は圧倒的な品揃えが評判を呼び絶好調。だが、今回注目するのは、母体となる日本ファイバー(福岡県大川市)という会社だ。年間に200万トンもの衣料が廃棄されるなか、世界を相手に古着事業を多角的に展開している。その内容を知ると、流通の仕組みがいかにサステイナブルで時代に合っているかがわかるはずだ。
1950年に廃品回収からスタートした同社は、70年代