キーワード

陶芸家

リビングの雰囲気を壊さない、 独立したつくりが選ぶ決め手に。 | 大島忠智

「僕はそれほど料理が得意なわけではないんです」と開口一番、大島忠智さん。日用品からアートまで扱う〈イデー〉に勤務し、部屋の中にも収集してきた世界中の民芸品や作家もの、デザイナー作品がびっしりと飾られている。そんなミュージアムのようなリビングの奥に、独立したキッチンがある。そこに立つ大島さんは、そう言いながらも岩塩と海塩を使い分けるなど、普段から料理に親しんでいる佇まい。
「もちろんまったくやらない

曜変で何を飲んでいた? 謎めく宋の茶文化に迫る。

「黒釉の建盞をここまで流行らせたのは、宋における喫茶のニューウェーブ“闘茶”ですね」。そう教えてくれたのは、前出の陶芸家、孫建興さん。宋代に建窯が隆盛した背景にも、茶そのものの流行り廃りがあったようだ。
 
建州の茶や建盞が文献に現れるのは書家・蔡襄の『茶録』(1064年)。「茶の色が白いので黒い茶盞がいい。建安で作られる茶盞は兎の毫のような紺と黒の紋がある」と書かれている。宋の茶は、抹茶の粉を茶