
山口県


文月(七月)『海』
銚子市名洗町から旭市の刑部岬まで約10㎞にわたり続く、高さ40〜50mの海食崖。ドーバー海峡に面した「ホワイトクリフ(白い崖)」になぞらえて、東洋のドーバーと呼ぶ人も。隣接する銚子マリーナ海水浴場から続く遊歩道を利用すれば、間近で見学できる。夕景も美しい。☎0479・22・1544(銚子市観光協会)

如月(二月)『鍋』
山口県を代表するミカンの産地、周防大島町で生まれたご当地鍋。焼きミカンと瀬戸内の海の幸が、意外にも絶妙なコラボを見せる。鍋に添えるのは、青唐辛子とミカンの皮で作ったミカンコショウ。〆にはメレンゲ状に泡立てた卵を使った雑炊を。11月〜翌3月の限定販売。☎0820・72・2134(周防大島観光協会)

風景画と旅。(文/橋本麻里)

葉月(八月)『祭り』
7月中旬から9月上旬の三十数夜にわたって催される、400年以上の歴史ある盆踊り。八幡町の市街地で一晩ごとに会場を移し、地元の人の輪に観光客も入って一緒に踊る。クライマックスは、8月13日~16日の『徹夜おどり』。お盆の4日間は夜明けまで踊り続ける。●岐阜県郡上市☎0575・67・1771(郡上八幡観光協会)

【4月11日公開】気鋭のクリエイター・吉開菜央の“踊り”的映画作品を一挙上映!
映画作家、また米津玄師の「Lemon」のMVでのダンスなど、ダンサー・振付家としても活躍する吉開菜央の、昨年のカンヌ国際映画祭の監督週間に正式招待された『Grand Bouquet』を含む6作品が、4月に初めて劇場公開される。
吉開の作品は、得意のダンスなどの身体表現をモチーフとし、言葉を介さず観る者の五感を強烈に刺激する。それを吉開は「情動」と表現する。
「ある雑誌で、人は“情動”がないと自

THE LAB. by craftsman coffee roasters (山口/下関)
下関市地方卸売市場内にある建物の一部を改装した店舗は、モノトーンの塗装にむき出しの天井。スタッフは白衣を羽織り、さながらラボ(研究所)のような空間だ。代表の高城翔伍さんと青山高志さんは、大学の同級生。「コーヒーを通して町づくりをしたい」と、全く違う畑からコーヒー業界へ。注文は、ドリップ、エスプレッソなど抽出法と豆を選び、焙煎士と話しながら味を決めていく。6席限定のカウンターで、自分だけの一杯を。

焼肉 力飯店
街全体が“大人の隠れ家”と呼ばれ、独特の風情を醸し出す「西中洲」。ゆえに、少々ハードルが高いイメージも。けれどご安心を。この街の人々はとても優しい。店主やシェフに会いに行く感覚で、西中洲を訪れよう。

島田 陽/タトアーキテクツ
「460㎡ある元レストランを、新本社兼住宅にリノベーションしてほしい」
リノベーションという言葉から想像される条件としては規模も構想も壮大な依頼をしたのは、山口県にある老舗醸造会社、光浦醸造。150年以上の歴史を持つ味噌や醤油の醸造の傍ら、工場の乾燥設備を活用してつくるハート形のレモンが浮かぶレモンティーが大ヒット、事業拡大中の企業だ。
募集時のインタビューで、こまめに足を運んで監理したいと「

鬼ようず
山口県萩市の沖合45㎞という山口県の最北に位置する島、見島。この島には、古くから、長男が誕生した家が、親戚や友人たちを集め、正月に大きな凧「鬼ようず」を揚げるという風習があります。ようず(揚子)とは、凧のこと。この凧が高く揚がれば揚がるほど男子は出世するといわれています。凧一面に描かれた鬼は、恐ろしい形相で長男を厄災から守ってくれるとされ、凧揚げのあとは、凧を子供の寝室の天井から吊り下げて常に見