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第二次世界大戦

本を読む人の頭の中まで覗けてしまう面白さ。

「2003年、高校2年で立ち上げたネット古書店が始まりです」と店主の竹田信弥さん。その後は東京・白山に実店舗を構え、15年に赤坂へ。辻原登や岡和田晃といった小説家や評論家をセレクターに選書棚も展開、人文科学の品揃えに力を入れている。

『「百年の孤独」を代わりに読む』は2018年、竹田さんが感銘を受けた同人誌。「一見、南米文学の傑作を解説するようで、なぜかドラマや映画の話題が多く登場します」。例え

吉野源三郎

 第二次世界大戦中には発禁本だった『君たちはどう生きるか』が、初版から80年以上も読み継がれ、今また脚光を浴びるのは、著者・吉野源三郎にとっても、いろいろな意味で感慨深いだろう。言論弾圧が激しい時代に「混迷した時代を若者が生き抜くために」と書かれた本だけに、将来はこうした本が必要ない社会の実現を願っていたはず。なのに現代ではフェイクニュースが世論を作るポスト・トゥルースや反知性主義が到来して、今こ

安平樹屋

南国の植物の生命力を目の当たりにする観光スポットが〈安平樹屋〉。旧市街の安平に1800年代に建てられたイギリスの貿易商社〈德記洋行〉の倉庫で、日本統治時代には日本の製塩会社の倉庫となり、第二次世界大戦中に会社が撤退。その後70年以上放置された間に1本のガジュマルの木が倉庫を侵食し、覆い尽くしていった……という物件。
 建物と樹木が一体となったような神秘的な景観が話題となり、現在は人気の観光名所とな

世界中で愛される名品の新作。

現在でも世界中で愛用され続けている〈バラクータ〉の名作ハリントンジャケット《G9》。柔らかなカウレザーを使ったシックなモデルが登場。お馴染みの赤いチェックの裏地やシルエットはそのままに、素材で遊んだユニークな仕上げがファンならずとも注目の一着。160,000円(バラクータ/ウールリッチ カスタマーサービス☎0120・566・120)

身だしなみの道具。|吉田昌太郎

 ここに並ぶのは、僕がヨーロッパに買い付けに行くときに旅行鞄に必ず入れているトラベルグッズの中身です。道中で新しいものを入れたり、余計だなと思うものを省いたりしながら、今のラインナップに落ち着きました。15年近く変わっていませんし、特別なものもありません。特にこだわりはないが、たまたま手に取り、毛の硬さや磨き心地が気に入った歯ブラシや〈ジョンソン・エンド・ジョンソン〉のデンタルフロス。かみそりはホ

Cheaper by Dozen|ブライアン・トッレ

 いかにも米国の郊外にありそうな家屋。シリコンで作られたこの家は、奇妙にもグニャグニャしていて、中からは幾体もの子供の脚が飛び出しています。この作品を手がけたのは、ニューヨークを拠点に活動するブライアン・トッレ(1964−)。実はこの作品のアイデアとなっているのは、「レヴィットタウン」という、第二次世界大戦後、退役軍人とその家族のために開発されたニューヨーク郊外にある住宅地。大量の住宅をスピーディ

孤高の建築家、ニーヴ・ブラウン再注目。

戦後の復興と平等な社会を目指し、1960〜70年代にロンドン各地で建設された公営住宅。その中でも秀作とされるのが、520戸が連なる〈アレキサンドラ・ロード・エステイト〉だ。
建設から約40年、設計者のニーヴ・ブラウンに建築界の最高名誉賞が授与された。
この集合住宅をこよなく愛し、受賞への働きかけを続けた2組の暮らしぶりを紹介。