
工務店


大阪に来たら、 サウナよりも銭湯や!
世間はサウナブーム。しかし、なぜか大阪は銭湯派が多いという。毎日銭湯態勢の温浴施設愛好家・桶美さんをリーダーに、地元の銭湯仲間の牧田耕平さんと東京からスチャダラパーのANIさんがその魅力を語る会に参戦。

気持ちが上がることを優先した、 広さを存分に生かしたキッチン。 | 福田義竜
男子厨房に入らず、なんて遠い昔のお話。料理好きの男たち4人のキッチンを訪ねてみると、そこには手際よく料理ができ、人が心地よく集えるための工夫がありました。好きな道具で、思う存分腕を振るえるキッチンは、クリエイティブが生まれる場所でもあります。

チキンハウス | 吉田研介
「この家は、きちんと片づいている景色がいちばんいい。こうして椅子に座って眺めるとなおさらいい」「15年前、コルビュジエの〈母の家〉を見に行ったのだけれど、私の家の方が断然いいなと、心からそう思ったんですよね」
次から次へと、衒いのない言葉があふれ出す。吉田研介の自邸は、モダン住宅全盛の1975年、若手として頭角を現し始めていた吉田が37歳で建てた木造住宅だ。チキンハウスの意味は「拙宅」。欧米で

湖畔の家のアール・ド・ヴィーヴル。
美しく暮らしたい。〈メゾングランデール〉のアーティスト、原田真作さんと原田真紀さんにとって、大切なことは、たった一つ、それだけと言ってもいい。
「暮らしの芸術」を意味するフランスの言葉「アール・ド・ヴィーヴル」を信条とする2人は、その実践のために、家を建てた。
「以前は大阪市内のマンションで暮らしていたのですが、自分たちの“理想”を追求する場として、マンションには限界があると感じ、ゼロから家を建

SINGLE O JAPAN(東京/両国)
シドニーのサードウェーブコーヒーを牽引する〈Single O〉で6年のキャリアを積んだ山本酉さんは、唯一、他国に支店を出すことを許された焙煎士。工務店だった倉庫を改装し焙煎所を構えた。本国のバイヤーが仕入れる最高品質の豆が世界中から届けられ、焙煎方法も本国と共有。2017年にはテイスティングバーを併設した。エアロプレス選手権で世界2位に輝いたバリスタの成沢勇佑さんが淹れるコーヒーを目の前で味わえる

川沿いの倉庫に理想を詰め込む、セルフリノベの未完の住まい。
家は「広いこと」が重要だった。友人知人が訪れ、思う存分食べたりしゃべったり。大勢で集い、楽しく過ごせる、広場のような場所。それが高下隆次さんの理想の家だ。
大阪の安治川沿い。倉庫街に並ぶ、「これぞ倉庫」と言わんばかりの鉄骨2階建て、鋼板張りの倉庫に住んでいる。高下さんは祖父の代から続く工務店の5代目で、この倉庫、父の代までは会社の資材置き場として使われていた。元はといえば鉄工所。2階は鉄工所の

モクチン企画 連 勇太朗/川瀬英嗣
「モクチン」とは都内に30万戸あるといわれる木造賃貸アパートのこと。それらを貴重な社会資源として活用しようと、学生だった連たちが行ったワークショップから始まった。現在ではウェブで改修アイデアを「レシピ」として公開、主に地元密着型の不動産仲介業者や工務店、アパートのオーナーに有料会員になってもらい、図面や仕様などの詳細情報にアクセスできる仕組みになっている。「自分たちのアイデアやデザインをオープンに

403architecture [dajiba]彌田 徹/辻 琢磨/橋本健史
ワークショップに呼ばれたのがきっかけで浜松に移り住み、事務所を開いた403architecture[dajiba]。取り壊されたビルのブラインドや住宅の天井材、不要になった輸送用パレットで壁や床を作るといった「マテリアル・フロー」(素材の流動)の手法で注目を集めた。彼らのもう一つの特徴はそれまでとは違う人とのつながり方で仕事を進めていること。街の人やユーザーに施工に参加してもらったり、職人に直接

ものを見る眼差しの養い方とは。|尾崎浩司
昔、尾崎浩司さんにいただいた、〈バー・ラジオ〉オリジナルのボールペンは、大切な僕の宝ものになっている。尾崎浩司さんは、はじめて憧れたすてきな大人の一人だった。姿勢や所作、挨拶や言葉遣い、ものの扱い方、ものを見るまなざし、人への接し方という、それまで誰も教えてくれなかった、美しい作法を手本となって見せてくれた人だった。しかし僕は、会えない原因を自分で作ってしまい、それからずっと〈バー・ラジオ〉の扉