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工務店

SINGLE O JAPAN(東京/両国)

シドニーのサードウェーブコーヒーを牽引する〈Single O〉で6年のキャリアを積んだ山本酉さんは、唯一、他国に支店を出すことを許された焙煎士。工務店だった倉庫を改装し焙煎所を構えた。本国のバイヤーが仕入れる最高品質の豆が世界中から届けられ、焙煎方法も本国と共有。2017年にはテイスティングバーを併設した。エアロプレス選手権で世界2位に輝いたバリスタの成沢勇佑さんが淹れるコーヒーを目の前で味わえる

川沿いの倉庫に理想を詰め込む、セルフリノベの未完の住まい。

 家は「広いこと」が重要だった。友人知人が訪れ、思う存分食べたりしゃべったり。大勢で集い、楽しく過ごせる、広場のような場所。それが高下隆次さんの理想の家だ。
 大阪の安治川沿い。倉庫街に並ぶ、「これぞ倉庫」と言わんばかりの鉄骨2階建て、鋼板張りの倉庫に住んでいる。高下さんは祖父の代から続く工務店の5代目で、この倉庫、父の代までは会社の資材置き場として使われていた。元はといえば鉄工所。2階は鉄工所の

モクチン企画 連 勇太朗/川瀬英嗣

「モクチン」とは都内に30万戸あるといわれる木造賃貸アパートのこと。それらを貴重な社会資源として活用しようと、学生だった連たちが行ったワークショップから始まった。現在ではウェブで改修アイデアを「レシピ」として公開、主に地元密着型の不動産仲介業者や工務店、アパートのオーナーに有料会員になってもらい、図面や仕様などの詳細情報にアクセスできる仕組みになっている。「自分たちのアイデアやデザインをオープンに

403architecture [dajiba]彌田 徹/辻 琢磨/橋本健史

 ワークショップに呼ばれたのがきっかけで浜松に移り住み、事務所を開いた403architecture[dajiba]。取り壊されたビルのブラインドや住宅の天井材、不要になった輸送用パレットで壁や床を作るといった「マテリアル・フロー」(素材の流動)の手法で注目を集めた。彼らのもう一つの特徴はそれまでとは違う人とのつながり方で仕事を進めていること。街の人やユーザーに施工に参加してもらったり、職人に直接

ものを見る眼差しの養い方とは。|尾崎浩司

 昔、尾崎浩司さんにいただいた、〈バー・ラジオ〉オリジナルのボールペンは、大切な僕の宝ものになっている。尾崎浩司さんは、はじめて憧れたすてきな大人の一人だった。姿勢や所作、挨拶や言葉遣い、ものの扱い方、ものを見るまなざし、人への接し方という、それまで誰も教えてくれなかった、美しい作法を手本となって見せてくれた人だった。しかし僕は、会えない原因を自分で作ってしまい、それからずっと〈バー・ラジオ〉の扉

中央アルプスの麓 に建てた山小屋風の家と、ガラス工房。

「300以上の土地を探し回って、ようやく見つけたのが、この場所です」
 吹きガラス工房〈スタジオプレパ〉の平勝久さんと瑞穂さんが工房と自宅を建てたのは、長野県南部の中川村。360度どこを見てもアルプスの山と広い空。古い梨畑が広がるのどかな環境だが、車なら名古屋から1時間、新宿から2時間という便利な場所でもある。 
 2人がこの土地を選んだのは6年前。
「僕たちが作っているのは、1100℃以上の溶解

雨風にさらされて美しくなる小屋のようなアトリエハウス。

 眼下に玄界灘を望む高台に、古い木の母屋とブリキの小屋が並んでいる。陶芸家の岩田圭介さんと造形作家の美智子さんが住む、住居兼アトリエだ。もともと別荘用に分譲された敷地は、山桜や楓が自生する傾斜地。車がないと不便な場所ではあるけれど、日当たりも眺めも抜群だ。母屋を建てたのは19年前。1階は急斜面を掘り込んで築いたコンクリート造で、圭介さんの陶芸アトリエになっている。2階は木造の住居スペース。海が見え