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歴史的

名建築で辿る、大阪の100年史。

味のあるレトロビルから最新の建築まで、なぜ大阪にはさまざまな年代の名建築が存在しているのだろう? 建築史家の倉方俊輔さんに教えてもらった、都市構造と、近現代の名建築から見える、大阪の100年史。



 大阪はカオティックな街だと思われがちですが、都市構造は明快です。ベースは豊臣秀吉による碁盤の目状の街割でした。近代に入り、政治、産業、交通手段の変化に合わせて新たな建築が造られ、街の造りも変化し

都市の家に、洞窟のような安心感と悦楽を。|【北嶺町の家/竣工1971年】室伏次郎

「20代の頃から、中世のロマネスク教会に憧れていた。人の力で石を積んでつくられた教会は、規模も空間のスケールも穏やかで、あの温かさや安心感が都市の家には必要だと感じていたんです」

 建築家の室伏次郎さんによる自邸〈北嶺町の家〉は、1971年に竣工した都市型住宅である。室伏さんの師は日本を代表するモダニズム建築の実践者、坂倉準三。そのアトリエから独立して1年後に発表したデビュー作だ。東京都大田区に

祭りです。全部のせです。

BRUTUSの2020年は「刀剣乱舞」特集で華々しく幕開けです。

金地に三日月宗近(五周年記念大祝画)の煌びやかな表紙を開けば、絵巻のようにパタパタと長く開く全刀剣男士刀帳やら、刀剣乱舞の5年間を一気見するクロニクルがあり。原作プロデューサーのでじたろうさんに突っ込んだ質問をぶつけてみたと思ったら、天野喜孝さんを始めちょっと信じられないようなメンツが揃ったアンソロジーブックも封入。公式絵師さんが

読んで、調べて、考えて。ことばの指定席を探していく。

校閲という仕事は、『大辞泉』によれば「文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること」。具体的には、新聞記事になる前の原稿をチェックしています。政治家の名前や歴史的な出来事などの事実関係、地図の縮尺やグラフの数字についても一つずつ情報にあたって間違いがないかを確認します。てにをはを直したり、辞書にないことばの使われ方を指摘したり、重複する表現を省いたりして、文章を整えて

アーティスト青山悟が魅せる、愉快な現代版風刺画。

これまで一貫して刺繍による作品を制作してきた青山悟。だがひとえに刺繍といっても、古い印刷物の上にカラフルな糸で現代的なモチーフを縫い付けたり、歴史的な場面を刺繍それ自体で写真作品のように見せたり、時に絵画的で、時にコラージュやポスターのようで、その表情はさまざまだ。
 
青山が刺繍を扱うようになったきっかけはロンドン留学中に出会ったシンガー社製の古いミシンだという。以来、機械と人の関わりや、時代に