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神楽坂

小路苑

普通の花じゃ物足りない! という人が足繁く通う神楽坂の名店。一歩足を踏み入れると、アルカンタレアやユーカリ・カーディナルなどの珍種が揃い、枝ものや実ものは造形がエキゾティックなものばかり。春の花の筆頭であるラナンキュラスも揃うが、セレクトしているのは可愛らしさと無縁の変わり種ばかり。花束も店内の空気感をぎゅっと凝縮したような風貌。「ウチらしさは……う〜ん」と店主の吉田耕治さんは首を傾げるが、この“

この春の日本を彩る、美しく先鋭的な絵画たち。

 ダイナミックな筆致を宿すフランス人ペインター、ベルナール・フリズをご存じだろうか? 機械的な筆の動きを連想させるフリズの抽象画は、いずれもキャンバス上で起こる有機的な混乱を予見したうえで、綿密に練った描画プロセスを通じて生み出されるものである。ランダムに絵具を絞ったパレットからスタートする彼の制作行為は、現象に委ねるように展開されていく。

 そんな彼の個展『BERNARD FRIZE』が、3月

Le chic bar

今年1月にオープンするや、界隈の酒好きたちをあっという間に虜にしてしまったバーがある。店を預かる高谷充さんは29歳という若さだが、クラシックなカクテル、ことに「モーニングフィズ」はとびきりの完成度だ。常連客のリクエストをきっかけに研究を重ね、この春完成したオリジナルの一杯。バラのリキュールを浮かべた、芳しい「モーニングフィズ」を求め夜ごと大人たちが神楽坂に集う。
 11席のみの小さな隠れ家だが、各

どう使うかは持ち帰ってからゆっくり考えればいい。|吉田耕治

 紙の裁断所だった古い建物を改装し神楽坂の住宅地で花屋〈小路苑〉を営む吉田耕治さん。骨董に目覚めたのは、雑貨ブランドに勤めていた20代半ば。商品のデザインソースとしてアンティーク雑貨に触れるうちに、古いものへ惹かれていったという。
「錆びて、ペンキが剥げた、この質感が好きなんです。店の棚や机も似たようなものばかり。年代や国は気になりません」
 左端、蘭を植えた壺はベルギーの、シルバーのポットはパリ