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神楽坂

【美青年と混ざる世界】イスラエルとカンボジアを一晩で……。

 ミャンマー料理屋のインテリおかみに前回教わった、納豆にニンニクを混ぜ唐辛子をかけて混ぜちらかす、という食べ方、それは、ニンニクの臭さと納豆の臭さが殴り合いの喧嘩をした後に仲直りしたような、独特な風味であって、それにドはまりし、もはや、ニンニクなければ納豆は食わぬ、という境地に至った松尾は、今回も日本にいながら食で世界旅行をしております。
「次は、イスラエル料理を食べましょう」と社長は言う。
 イ

BAR 鎹

バーと思って訪れるとブックカフェのような設えに面食らうが、オーナーが装丁デザイナーの河底典宏氏と聞けば納得。山谷頼子さんは、神楽坂〈夢幻〉勤務時代に河底氏に出会い、今の店を立ち上げから任された。
 まだ31歳だが、修業歴は10年。その多くを神楽坂で過ごした。モルト専門店もあればカクテルのカリスマもいる町で、何をウリにするか。考えたときにコーヒーが頭に浮かんだ。昔から大のコーヒー好きで、一度はコーヒ

Le chic bar

今年1月にオープンするや、界隈の酒好きたちをあっという間に虜にしてしまったバーがある。店を預かる高谷充さんは29歳という若さだが、クラシックなカクテル、ことに「モーニングフィズ」はとびきりの完成度だ。常連客のリクエストをきっかけに研究を重ね、この春完成したオリジナルの一杯。バラのリキュールを浮かべた、芳しい「モーニングフィズ」を求め夜ごと大人たちが神楽坂に集う。
 11席のみの小さな隠れ家だが、各

BAR SALT

銀座や六本木のバー、ホテルのメインバーなどで12年修業した磯部太郎さん。土地勘のない神楽坂に店を開いたのは物件との出会いが決め手に。毘沙門天向かいの小路沿いに立つ古い木造家屋1階。元はパチンコ店の景品交換所だったという。広さはわずか4坪。
 小さな店では酒の数で勝負するのも、器具を含め場所を取る果物を扱うのも難しい。だからスタンダードを軸としたカクテルで勝負。ハーブやお茶の葉のビターズ、スパイスの

どう使うかは持ち帰ってからゆっくり考えればいい。|吉田耕治

 紙の裁断所だった古い建物を改装し神楽坂の住宅地で花屋〈小路苑〉を営む吉田耕治さん。骨董に目覚めたのは、雑貨ブランドに勤めていた20代半ば。商品のデザインソースとしてアンティーク雑貨に触れるうちに、古いものへ惹かれていったという。
「錆びて、ペンキが剥げた、この質感が好きなんです。店の棚や机も似たようなものばかり。年代や国は気になりません」
 左端、蘭を植えた壺はベルギーの、シルバーのポットはパリ