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パン屋

COFFEEMAN Roasting & Planning Café (福岡/六本松)

店主の江口崇臣さんは、高い焙煎技術が世界からも注目される福岡の名店〈豆香洞コーヒー〉で腕を磨き独立。花屋、パン屋などが並ぶ市内の路地に店を構えた。ブレンドを中心とするメニューには「3.8」「6.4」など数字のみを記載。「これは浅煎り~深煎りの焙煎度を示す専門用語。少しの学びがコーヒーをもっと楽しくしてくれるはず」と、ドリップ中のコーヒーに光を当て、焙煎による色の違いも教えてくれるなど、解説も楽しい

小麦粉と魚肉のハイブリッドは 札幌では当たり前なの?

札幌市民が本州のパン屋で気づくこと。「ちくわパンがない!」。ツナサラダやチーズが詰まったちくわ入りのパンは、あまりに日常すぎて、札幌固有であることを知らない人が多いのだ。一方、かまぼこの〈かま栄〉が、すり身をパンで巻いて油で揚げたパンロールは、地方発送できないため北海道でしか買えない。

ちくわパンは80年代に札幌・白石の焼きたてパンの〈どんぐり本店〉で生まれた札幌発祥惣菜パン。市内のほかのパン屋

コーヒーブレイクにはヤマダのラスク、という日常。|鞍田 崇

 喫茶店やパン屋さんが点在する京都。そんな町で学生時代に出会ったのが、京大近くの〈ヤマダベーカリー〉です。朝はパン派ということもあって、いつも決まって買うのが食パン。でもある時、棚にコロッとしたラスクが鎮座しているのに気がついて。いざ買って食べてみれば、しっかり甘くて、厚みがあって食べ応えも十分。それ以降、論文のネタが出てこない時の気分転換にしたり、友人が家に遊びに来た時のおもてなしにしたりと、こ

オフィス街に憩いをもたらす洋菓子店。|田村町 木村屋

 都営地下鉄内幸町駅のA2出口の目の前。新橋駅からなら外堀通りを真っすぐ虎ノ門方面へ4分ほど歩くと、慎ましいガラス張りの間口の〈田村町 木村屋〉がある。窓には、金文字で「創業明治33年」とある。入口横には昔ながらのタバコ屋のような小窓があり、ショーケースに焼き菓子が並んでいる。スマホ片手に地下鉄を駆け上がってきたサラリーマンが店先でマドレーヌをささっと買い、駆け足で信号を渡る。なるほど、こういう心

甲田幹夫

 道沿いの席に座る甲田幹夫さんが道行く人と言葉を交わす。常連さんにご近所さん、学校帰りの子供たちに、挨拶したり様子を尋ねたり。甲田さんの周りから、言葉から、懐かしく温かい空気が流れ出す。
「ここでは、お客さんとスタッフの隔たりをなるべくなくしたくてね。誰かの家に招かれた時は、キッチンの中もゴミ箱だって見えるのが普通だし、呼ばれた人が運ぶのを手伝ったり皿洗いしたっていいでしょ。そんなお店にしたいんで

按田優子

「お金=生活するためのもの、という実感があります」と語る按田優子さん。東京・代々木上原〈按田餃子〉の店主にして、料理家としても活躍する按田さんの実感の出どころは?
「実家が銭湯を営んでいるんですが、昔だったら入湯料が大人1人260円、今なら460円。〈按田餃子〉でも餃子5粒で450円、このくらい労働すれば売り上げがいくらになる、労働すると数百円ずつ増えていく、という足し算の感覚が身の丈に合っていま

枕崎〈コッペ東京堂〉のモカサンド

鹿児島の枕崎にある〈コッペ東京堂〉は、僕が幼い頃からお世話になっている町のパン屋さん。枕崎は鰹節で有名な町でもある。ここの食パンは本当に柔らかく耳まで美味しく食べられる。出来立てなんてそのまま食べたりしている。お店の棚には、近所に住む人の名前を書かれた紙が貼ってある食パンがずらりと並ぶ。毎日の食卓で切らすことがないよう、みんな予約しているのだ。千駄ヶ谷にあるうちの会社の喫茶店タスヤードもここの食パ

朝は軒先で新鮮な空気と小豆島の恵みをいただく。|パトリック・ツァイ

 瀬戸内海の小豆島に移住してから朝早く起きるようになりました。毎朝5時半に起きて、新しく始めたフォトダイアリーのプロジェクト、“Barnacle Island(フジツボたちの島)”の執筆をしています。8時半くらいになるとガールフレンドが起きてきて、朝ごはんの準備。自家製パンのトーストと紅茶がいつもの朝ごはん。それにご近所からいただいたフルーツを使った自家製のジャムがあったりなかったり(今日はない)

命懸けの自転車。

 昨年の秋、愛車ブロンプトンを新幹線に積んで京都に自転車旅行としゃれ込んだ。折り畳みなので行動範囲は自由自在、朝食には大好きなパン屋さんに行き、夜も居酒屋には自転車で乗りつけた。町のほとんどが行動範囲、世界最高の自転車で遊べる町は京都じゃないかと思ったほどだ。
 さて、このブロンプトン、実はロンドンで買ったもの。それも、オリンピックの時に。自転車愛好家のロンドン市長の肝煎りもあって、専用道やレンタ

「働く親の背中が見せられる」

 自家培養の天然酵母にこだわる〈パン屋タルマーリー〉。以前は千葉県いすみ市に店を構えていたが、震災を機に2012年に真庭市勝山に移転。この地は、パンの出来を決定づけるおいしい水の手に入れやすさで選んだ。
「各地の水を飲み比べていて、直感的にここだと思った。僕らは田舎から田舎への移住。ここは山間だけど町なので、小学校の生徒数はいすみの時より多いんです。そのせいもあってか、娘は以前よりずっと社交的にな