
園子温


クラシックの入り口は意外と近くに。
300年以上も前に作られた音楽が、時を超えて今なお数多くの音楽家によって演奏され、世界中のファンを魅了している。クラシック音楽ほど壮大で、ロマンのある音楽はきっとないのでしょう。音楽好きが最後に行き着く先、と言われても納得がいきます。それだけに、どこか手が出しづらい……、何から聴いたらいいのか分からない……、ちょっと身構えてしまいます。けど、実は、僕たちの生活のあちこちに、クラシック音楽の入り口が

映画でクラシック音楽がかかるとグッときます。
無声映画の時代から映画音楽として使われてきたクラシック。壮大な演奏で場面を盛り上げるだけでなく、時に人物の感情表現の役割をも担ってきた。心に強く残る名シーン、いや名作にはクラシックが欠かせないのだ。そんなクラシックが巧妙に使われている映画を、自作でたびたびクラシックを使う園子温監督に紹介してもらった。
僕が自作にクラ

20代のドタキャン。
後輩が当日の飲み会をドタキャンしてきたんですよ。それがLINEのメッセージで「すみません、今日どうしても都合がつかなくなってすみません」って、それだけですよ。軽すぎてあり得なくないですか? 俺が予約してセッティングした、しかも串焼きのコースの会合ですよ? 普通ですか? 20代ってそうなんですか?(会社員/39歳/男)

red.
幾夜も「1杯だけ」と固く誓ったはずなのに。今宵もゴールデン街から始まるスパイラル。

ニッポン映画で語る。マリオン・クロムファス × アダム・トレル
ヨーロッパ最大規模の日本映画祭『ニッポン・コネクション』を手がけるマリオン・クロムファスと、イギリスのアジア映画専門配給会社Third Window Filmsの代表であるアダム・トレル。日本人以上にディープに知り尽くす2人が熱く語る、ニッポン映画の今とは?

僕はダメな人たちと同じ目線で、ダメな人たちを描きたいと思ってる。
数年前、園子温監督が「80年代の自主映画はすさまじかった。例えば——」と言って教えてくれたのが、藤田容介(当時は秀幸)監督だった。藤田容介は1987年に『虎』でトリノ映画祭8ミリ部門グランプリを受賞し、自主映画界を席捲して、その後〈大人計画〉の舞台映像を手がけたり、『グループ魂のでんきまむし』を監督したりしてきた。ところが、いわゆる商業映画として発表した作品はこれまで2008年公開の『全然大丈夫』

監督からミュージシャンへ転身⁉ 映画界を走り続けた園子温が20歳の自分へ原点回帰。
映画監督の園子温がバンドデビューするというニュースが流れ、世間を少し騒がせている。対バンを申し込んだのはシンガーソングライターの石崎ひゅーい。2人の出会いは昨年。園が手がけたドラマ、『みんな!エスパーだよ!』のエンディング曲を石崎が書き下ろしたことから始まった。ライブでお披露目となる園のバンド〈レボリューションQ〉は、2015年公開の『ラブ&ピース』に出演するバンドのようだが、映画のストーリーはも

師匠を持てば大丈夫。|水道橋博士
園子温が彼の著書『非道に生きる』で言ってることでもあるんだけれど、人間、何歳になっても人生のロールモデルが必要なんです。20代のときは30〜40代の、50代になれば60〜70代の、自分の人生が引っ張られる誰かの人生のストーリーを追いかけていたい。“師匠を持つ”という概念に近いと思う。そういう意味で、僕はずっと(ビート)たけしさんを追いかけているんです。それは、ビートたけしのストーリーを記すためで