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トッド


人にはいつ心や言語が 生まれたのかを考える│選者 岡ノ谷一夫(生物心理学者)
地球に降り立ったエイリアンとコンタクトを試みた言語学者の運命を描き、映画『メッセージ』として映像化もされた表題作を含む全8編の短編を収録している。8編すべてが言語と意識、そして人間という存在について描かれている。ハヤカワ文庫/960円。

ビートニクを代表する作家が『オン・ザ・ロード』を書いたわけ。| ジャック・ケルアック
1950年代から60年代にかけて若者から圧倒的に支持された文学運動“ビート・ジェネレーション”。それをウィリアム・バロウズとアレン・ギンズバーグらとともに率いたジャック・ケルアックが亡くなり、2019年で50年が経つ。その人生を映画で確認して、ちまたに彼の話題が溢れた時に知ったかぶる準備をしておくのも悪くないだろう。
彼の主著である『オン・ザ・ロード』が映画化されているのがまずありがたい。これは

いろんな乗り物に乗り続ける“魔法使い”トッド・ラングレン。
都会で車を運転していると一方通行や渋滞、駐車場探しなどかえって不便な時も。突然仲間と出会ってもお酒も飲めません。ではずっと「歩き」だけでいいか、というともちろん違う。車に限らず自転車、バス、タクシー。遠い町には新幹線や飛行機。臨機応変にあらゆる交通手段を旅費も含めて選択し、目的地まで快適に行ける。それが「大人の自由」の本質かと。でも、これをミュージシャンの音楽活動に当てはめると、意外に徒歩の人は常

ホラーで語る。
ホラー評論で知られる小梶勝男さんを招いて不定期開催される映画宣伝会社〈ドリーム・アーツ〉のホラー上映会。仕事終わりに酒を飲みながら、マニアックな作品を徹夜で観賞している。が、悲鳴が聞こえるのかと思えば、みなさん笑顔。ホラーなのに笑いが絶えないのはなぜ?