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【近日公開予定】大泉洋、ライバル誌の編集長になる?|『騙し絵の牙』

「なにしろ“アンテナ”が一切ない人間なもんで。今はこれが面白いんだとか、人々がこういうものを求めているんじゃないかとか、そういう視点が全くないんです。だから、編集長なんて、逆立ちしてもできないなと思いました(笑)」

 俳優・大泉洋が新作主演映画『騙し絵の牙』で扮するのは、カルチャー誌『トリニティ』の編集長・速水。陰謀が渦巻くクセモノだらけの出版社を舞台に、“お荷物雑誌”の汚名を返上し生き残るべく

【5月2日全国順次公開予定】ナレなし、音楽なし。テーマなし。想田和弘「観察映画」最新作は老夫婦の日常。

台本やナレーションがないドキュメンタリー映画=観察映画で知られる想田和弘の新作『精神0』。患者一人一人の孤独と対峙し続けてきた82歳の精神科医・山本昌知に10年ぶりにカメラを向けた本作について、旧知の仲でもあるライター、武田砂鉄が訊いた。

【愛される仕事術】雑誌『BRUTUS』若手随一の実力編集犬・だいふくの一日に迫る

だいふくが通う出版社・マガジンハウスの⼊⼝では、ポパイ、そしてその恋⼈オリーブのイラストがお出迎え。
カートゥーンキャラクターとしてのブルータスとポパイはライバル関係だが、ここマガジンハウスの諸先輩⽅がつくりあげた雑誌『POPEYE』『Olive』への敬意は忘れない。
先輩たちが通ってきたポパイ、オリーブの扉。
ここを通るときこそが、⼀⽇で、もっとも気が引き締まる瞬間だ。

堀内誠一さんのタイトル・デザイン。

 大衆娯楽誌のタイトル・デザインにあって、衝撃だったのは、ファッション誌・ananの登場だった。こちらがまだ大学在学中のときのことである。寮のあった上石神井から駅にむかう道の途中の若夫婦経営のちいさな書店の店先で、みたことのないサイズの表紙に洋雑誌かな、と思ったほどだ。

 手に取るとレイアウトもきわめて大胆。モデルもいわゆる美形ではなく、癖のある崩し系。しかし、衝撃の最大のものはなんといっても、

寺山修司×和田誠の 『血と麦』。

 中学時代買った本で、今も手元にあるのはわずかだ。その一冊は、数年前、本誌「危険な読書」特集で紹介した江戸川乱歩の『犯罪図鑑』だった。次に愛着が深いのが、寺山修司の歌集『血と麦』となる。購入のきっかけは、中学の教師の机の上にあった短歌雑誌を見ていて、広告ページでみつけたものである。ただただ『血と麦』という表題の不穏が田舎の中学生の胸を刺し、中身はわからなかったが賭けにでた。
 当時、函入り単行本は